2012年6月20日水曜日

六月の花


 六月の花といえば紫陽花(あじさい)です。梅雨の時期、雨にぬれしっとり咲いています。見る者の心をしっとり優しくしてくれます。子供の頃、実家には色とりどりの紫陽花がありました。華道の師匠をしていた母と、園芸・庭いじりの好きだった父は、いつも庭にいろんな花や木を植えていました。梅雨に入ると色とりどりの紫陽花が、存在感を現します。白、ピンク、赤、青、紫、薄紫、赤紫、青紫、瑠璃色など、いろんな色がありました。一番なじみがあるのは、薄紫の紫陽花でした。紫陽花の花は、色が微妙に変わっていくのもきれいでした。そしてしゃれた感じがするのはがく紫陽花です。紫陽花には、ホンアジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、セイヨウアジサイなど、約50種類あるそうです。

 全国には、あじさい寺やあじさいの宮は、たくさんあると思います。それぞれの地域で有名になり、観光名所となっているところもあるでしょう。私も、今迄にいくつかのあじさい寺やあじさいの宮へ行きました。その中でも京都伏見にある藤森神社と奈良の矢田寺が懐かしく思い出されます。以前住んでいた町、子育てに奮闘していた若かりし自分や家族、今は亡き父や母、六月の紫陽花は、その頃にタイムスリップするようです。








2012年6月19日火曜日

ツバメの子育てー2


 高速道路のSAへ立ち寄ったところ、そのSAにはあちこちにツバメの巣があり、たくさんのツバメが忙しく飛びかっていました。どの巣にもかわいいツバメのヒナが5羽ほどいました。クリクリの真っ黒な目の愛らしいヒナたちです。親ツバメが交代でエサを運んでくるのですが、一瞬にして親からエサをもらうそのスピードの速いこと速いこと。親ツバメがスーッと飛んできたと思ったら、ワッとエサをヒナたちにやり、又、スーッと飛んでいきます。トイレの中にも巣を作っていました。

安全なところに巣を作るツバメの賢さには、感心します。高速道路のSAのたくさんの巣と、ヒナたちの元気なにぎやかな声は、まるで保育園、幼稚園のようです。梅雨に入りましたが、ヒナたちの巣立ちも間近です。みんな元気で、旅が無事でありますよう、祈ります。







2012年6月18日月曜日

所変われば品変わる


 フランスに住んで10年になる知人の女性から聞いた話です。日本とフランスの違いはたくさんあって、ありすぎて度肝を抜くことが日常茶飯事だそうです。「日本だったらこうなのに」ということは通用しません。フランスで生活するということは「郷に入っては郷に従え」ということで、フランス流に合わせねばなりません。

 先日、依頼を受けて送った郵送物が、1ヶ月になるのにまだ届かないというのです。そしてその2週間後に送った郵送物が、先に届いたのです。フランスへの航空郵便は、SAL便で送りました。だいたい10日前後で着くはずです。フランスでは、ストも多く、バカンスの時期に重なると、郵便スタッフも少なくなるので、日本からの郵送物も所要日数が平常よりは長くなります。

 日本では、とにかく安心安全正確さ信頼性を目標としているので、何かの間違いが起こらない限り正確に届きます。彼女の話では、以前にも1ヶ月以上たっても日本からの郵送物が届かないということがあり、他人宛の間違った郵送物が届き、郵便局へ持っていって調べてもらっても、彼女宛の郵送物はどこへ行ったかわからないと言われ、あきらめていた頃、2ヶ月過ぎてやっと届いたというのです。郵便事情を取り上げただけでも、もっといろんな違いがあるそうです。

 フランス国民の民族性によるのかもしれませんが、そういうことの流れには、そんなに不満を持たないようです。権利は、強く主張し、すぐストを決行しますが、日本のように「つうかあ」と事が運ぶことのほうが、珍しいと見ているようです。日本にいる私としては、何とか無事に彼女の元へ、郵送物が届くことを祈るしかありません。

2012年6月17日日曜日

「幸せですか」




みんな 幸せですか

幸せに なって下さい

僕は幸せだ

私は幸せだ

感謝の気持ちが あれば みんな幸せ



みんな いい顔してますか

私も いい顔

あなたも いい顔

笑顔が あれば みんないい顔

2012年6月16日土曜日

「みんなで」




この指とまれ

みんなで 遊ぼ

何して 遊ぼ

おにごっこ して遊ぼ



お月さんも とんどいで

お星さんも とんどいで

みんなで みんなで

おにごっこ して遊ぼ

2012年6月15日金曜日

「今 何処(いずこ)」


あのお転婆の女の子は どこへ行ったのですか

あの天真爛漫な女の子は どこへ行ったのですか

あの明るい女の子は どこへ行ったのですか



おばあちゃんと隣のおばさんを お客にして

歌って踊っていた女の子は 誰ですか



幼稚園のクラスみんなで写した写真

運動靴をはいているみんなの中で

ただ一人 下駄をはいているのは 誰ですか



面白くて おかしくて 愉快だったあの女の子

あの女の子に会いたいと 思います



今 どこにいるのか 教えて下さい

お手紙 書いて下さい



お手紙 届くのを 待っています

2012年6月14日木曜日

蕺草(ドクダミ)


 今、私の家の小さな庭に、ドクダミが美しい花を咲かせています。群生しているドクダミの小さな花は、白くてとてもかわいくきれいです。昔からドクダミの効能は有名ですが、自分では実際には利用していませんでした。

 近くに住む友人が、数年前から体調を崩し病院にかかるようになり、あまりよくない病気が発見され、現在も闘病生活を送っています。そんな折、我が家に群生しているドクダミのことを知り、ぜひ欲しいという連絡が入りました。役立つものならどうぞと言ったところ、毎年御主人がきれいにドクダミをとっていかれるようになりました。私の方は、庭をきれいにしてもらえるありがたい申し出です。それ以来、友人の家では、ドクダミ茶を作り、同居している息子家族も、孫達も、ドクダミ茶が普通のお茶になっているそうです。五年以上たって、友人の体調も安定しています。梅雨に入った今頃が、ちょうど収穫に適していると聞きました。

 子供達が小さかった頃、父と母がドクダミ茶を作って送ってくれたことを思い出します。二人の娘が、アトピー性湿疹で、ずいぶん苦労した経験がありますが、ドクダミの効能はわかっても、毎日続けて飲むのは難しかったです。ドクダミ独特の香りがあり、子供達はあまり飲みませんでした。父と母の孫達への愛情が、ドクダミ茶につながっていたのだと、改めて感謝の思いでいっぱいです。


2012年6月13日水曜日

文化の町 松本


 松本は、文化の町です。松本の夏は、音楽で盛り上がります。世界中から演奏家が集まり、聴くのを楽しみにしている人びとがたくさん押し寄せます。

 総監督・指揮小澤征爾氏による世界的に有名なクラシック音楽のフェスティバルが、毎年夏に松本で行われています。桐朋学園の創設者のひとりであり、偉大な教育者であった故・斉藤秀雄氏の没後10年にあたる1984年、世界各地に散る同門の志が一堂に集い、メモリアルコンサートを行ったことから生まれたサイトウ・キネン・オーケストラが母体となり、小澤征爾氏が総監督を務めるオーケストラとオペラで形成される音楽祭です。世界でソリストとして活躍している人々が、この時だけ集まってオーケストラを編制するので、演奏のレベルが非常に高く「サイトウ・キネン」は世界でもトップレベルの音楽祭として注目されています。

 1992年から始まった「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」は、今年20周年を迎えます。2012年8月4日から9月7日まで松本市のあちこちで音楽祭が催されます。松本市民芸術館、松本文化会館、ザ・ハーモニーホール、松本市あがたの森文化会館などです。今年、小澤征爾氏は体力回復のために苦渋の決断をされ、総監督に専念されるということです。

 私はまだ機会を得ず20年過ぎましたが、何とか都合をつけて行きたいと思っています。


松本市民芸術館

2012年6月12日火曜日

信州松本へ 続き


 去年の4月から半年間NHKで放送された連続テレビ小説「おひさま」は、松本、安曇野を舞台にしたお話でした。あちこちでロケをしたと聞いていましたが、随所に「おひさま」ロケ地という案内板が立っていました。わさび農場駐車場脇の美しい川辺には、主人公陽子の店「百白花」が、セットされ撮影していたそうです。現在はすでにありませんが、ここがセット「百白花」という碑がありました。




 陽子の兄春樹が通う松本高校として登場したのは、旧制松本高校で信州大学の前身です。あがたの森公園にあり、現在は松本市立あがたの森文化会館となり、図書館、研修室があり公民館として使われています。誰でも無料で入れます。北アルプスを見渡す絶景の場所でした。雪の北アルプスを見に、また行きたいと思います。

  

2012年6月11日月曜日

信州松本へ


 先日、久しぶりに信州松本へ行ってきました。23年前、8人乗りのワンボックスカーに、私たちの親3人と家族4人の計7人で、一泊二日の旅に出ました。長野の善光寺参りをして、松本城、開智学校、安曇野を回りました。幼かった子供達や今は亡き父や母の元気だった姿が懐かしく思い出され、23年の時の流れを身にしみて感じました。
  あいにくの雨の中、訪ねた松本城は、四百余年の風雪に耐えて、凛然としたたたずまいを見せていました。松本城は、国宝になっています。1593年~1594年に建てられた五重六階の天守閣は、日本の城でもっとも古いそうです。




 松本城の北側にある旧開智学校は、明治6年(1873)に開校され、校舎は明治9年に新築され、90年間使われていました。日本で最も古い小学校のひとつです。和風と洋風の入り混じった擬洋風建築の校舎は、明治の文明開化を象徴する代表的な建造物で、近代の学校建築として最初の重要文化財に指定されたと、ガイドブックに説明されていました。




 松本から安曇野のわさび農場へ回りました。日本一の規模を誇るわさび農場は、開拓から約百年がたっています。北アルプスの雪解け水がこんこんと湧き、一面のわさび畑を潤しています。川辺には水車小屋があり、澄みきった透明の水は、ひきこまれそうです。わさび農場でそばを食べ、お土産に生そばを買い、わさびアイスを食べながら、安曇野をあとにしました。



 23年前、子供達は、ささら(民族楽器のひとつ)を、おじいちゃんに買ってもらい、帰りの車の中では、みんなが元気にささらと一緒に「こきりこの歌」をうたい盛り上がりました。23年前の大勢のにぎやかな旅と違って、夫婦二人の静かな旅は、思い出が多く、大きく、少しセンチメンタルになった旅でした。