青空の下、ススキがなびく誰もいない駅。このJR名松線は松阪と三重最西端の名張を結ぶつもりで松阪から工事が始まったのですが1935年に部分開通したのが最後で現在は伊勢奥津という山間部の駅が終点になったまま43.5kmで88年も経過しています。横の道を通りかかったので駅舎を見に寄ったらやはり無人駅。駅前にも何もなく寂しい限りです。
この井関駅はちょうど中間位に位置し、まるこの母の実家はこの駅から歩いて30分ほどの波瀬にあり、よく来たそうです。
小さな待合室があり時刻表が貼ってあります。上り下りそれぞれ2時間ピッチ、つまり1時間に一度だけ列車がくるようです。少し待つと列車がくるようなので待ちました。
松阪方向から鉄橋の音、レールの振動を伝えてやってきました。一両の気動車です
キハ11型とあります。
定刻に到着しましたが降りる人も乗る人もいません。扉もあかずに30秒ほど停車して出発していきました。多分、朝夕の高校生、病院通いの高齢者がお客さんでしょう。
この先は谷間の川を縫って、トンネルをくぐって進んでいきます。車の発達した現在将来とも乗客が増えることはないでしょう。数年前少人数の県立高校が甲子園に登場して話題になった白山高校はこの先の家城駅の近くにあります。終点の伊勢奥津駅は以前に報告しました。
(ポアロ記)
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