ふるさと三重で巣籠り状態を続けている私たちですが、良いお天気に誘われ今年の紅葉を見たくなり先日出かけました。車で三十分ほど南へ走りました。地元では有名な丹生神宮寺です。丹生のお大師さんと呼ばれ親しまれています。
奈良時代に大仏建造の水銀を産出した地であり、富に恵まれた歴史ある村です。774年に弘法大師の師である勤操大徳により開山されました。後に弘法大師によって、813年に七堂伽藍が建立されたのだそうです。去年山門が再建され、二体の仁王像と二体の天部像が修復されました。二体の仁王像は、全身がべんがら色で塗り直されとてもきれいでした。四体とも江戸時代前期の作だそうです。
平日ということで、シニアの方ばかりでした。紅葉真っ只中の山あいに建つ古いお寺には、真っ赤なもみじがたくさんありました。庭園は広く、池にはたくさんの鯉が泳いでいました。結構な数の石段を上った所に本堂があり、弘法大師の像が安置されていました。
ずいぶん前のことですが、元気だった父や母と私たちで訪れています。そのあとも客人を案内して来ていますが、久しぶりの丹生大師です。美しい紅葉を見て、懐かしい場所を歩き、心が落ち着きました。前の広い駐車場にはふるさと館があり、特産物や土産物が並んでいました。次郎柿の発祥の地でもあり、次郎柿を買って帰宅して早速ふるさとの味を楽しみました。ほんのり甘くてやわらかでした。2020の紅葉は、ふるさとの身近な紅葉でした。
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