2020年3月6日金曜日

大騒動(6)新型コロナウイルス


 朝起きてから寝るまで、テレビをつけっぱなしでニュースから目がはなせません。恐ろしいほどの勢いで、感染者が全国に広がっています。新型コロナウイルスに一番の弱者は、シニアです。歳を重ね、ここまできました。シニアのほとんどの人が、体にいろんな不調を抱えています。今身を守る手立ては、家に引き込もり静かにしていることです。私は英会話教室へも行っていません。狭い部屋で、数人が肩を寄せての濃厚接触だからです。歯科の定期的クリーニングへも行っていません。口を開けての時間がとても怖く思えるからです。外食へも出かけていません。買い物も最小最低限に控えています。いるものだけをパッパと買って、そそくさとスーパーを出ます。長年の習慣で、家の中には結構いろいろ食料品があります。少しの籠城には耐えられそうです。孫のいない私たちは、走り回って孫の世話をする忙しさもありません。
家に閉じこもるこの時期は、良いことを思いつかせてくれました。一部分をリフォームすることにしたのです。コンクリート打ちっぱなしの住宅を建てて、早21年が過ぎました。夏は暑く、冬は寒い住宅です。その一つの部屋に、ポアロの念願だった断熱材の内装をすることにしました。シニアにふさわしいベッドの寝室になります。その工事をするための前準備を、二人で頑張っています。家を建てるとか買うとか、マンションを買うとか、いろんな経験をしてきましたが、新しいものへの期待は大きいものです。住宅の形も、住む人の人生に合わせて変化します。若い頃には想像もしていなかったことです。この先も少しずつ変化することと思います。今現在の小さな楽しみを喜んでいます。
 ニュースでは、医療、福祉の現場でさえマスクが在庫不足と伝えています。この緊急事態を受けて、マスクの不足を解消するため、ふるさとにある大手家電メーカーは、政府の依頼のもとマスクの生産に乗り出しました。今月中には市場に出ることと思います。もう一つのニュースは、ふるさとにある製薬会社では、アルコール消毒液の生産を今までの10倍に増やし、生産に追われているとの報道です。消費者が、工場まで買いに殺到するというので、工場の住所を削除したそうです。新型コロナウイルスの大騒動で、知らなかったふるさとのことを教えてもらいました。

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