ウイルスと人類の戦争が続いています。欧米ではどんどん感染者が増え続けています。東京オリンピック・パラリンピックの延期が決まりそうな状況になってきています。先の見通しが立たないまま、新型コロナウイルスに振り回されています。
イタリアでは医師や看護師が感染して亡くなるなど、医療崩壊が起きてきました。ニュースで知ったのですが、人工呼吸器が不足している現場では、70歳以上の高齢者より若い人を優先するそうです。70歳以上の高齢者の人工呼吸器を取り外し、若い人に回すそうです。このことを知って、ある昔の話が頭に浮かびました。「姥捨て山」です。ある年齢に達した老人を山奥に捨てるという昔話です。食い扶持を減らす目的の対策です。イタリアの医療現場では、人口呼吸器の不足でやむを得ず高齢者より若い人を優先しているのです。高齢者になった今、若い人のために道を譲るというのも美学です。社会貢献の一つです。高齢者は、その覚悟を持って日々暮らしていかねばならないように思います。この先にどんな事が起きるのか、どんな時代が待っているのか、誰にもわかりません。科学技術の発展による恩恵を受けて、資本社会の富を享受し、幸せを手にしました。人生百年時代という言葉に振り回され、幸せが永遠に続くかの錯覚に陥っていました。永遠の命はありません。エンドレスの人生はありません。すべての人に平等に訪れる最期の日です。人生にピリオドを打つのです。そろそろ旅立つ準備をしなければならなくなってきました。忙しくなりそうです。終活は無限大です。何から手をつけようかと考えるだけで、気が遠くなってきました。自分の人生の後片付けです。後始末です。ボーっとしておれません。老体にムチ打って頑張ります。
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