10月22日は、京都三大祭の一つである時代祭が催されました。去年は台風のために中止となり私達は二年ぶりです。フランス人の婿殿は、時代祭を見たことがないとのことで12時のスタートに間に合うように三重を出発しました。明治時代から平安時代まで遡り、人々の暮らしや服装が再現されたパレードが続きます。初めて見る時代祭に、彼は感動し興奮している様子です。今回の来日では時代祭を見ることができて本当にラッキーでした。
今回の娘たちの来日には、東北行きがメインとして組み込まれています。東日本大震災が起こってすぐに、南仏モンペリエで暮らす娘は支援団体を立ち上げました。日本人、フランス人をはじめ、多くの外国人が支援してくれました。結婚に至った彼との出会いも、その時です。日本から遠く離れたフランスで、日本を想い、被災地を想い、何かをしなければという一心でのことです。それ以来来日のたびに東北を訪れています。あの日から7年8ヶ月が過ぎました。東北へ何度も足を運ぶうちに、娘たちはたくさんの人達と出会いました。その中でも岩手県遠野市に本部を置く支援団体と連携を重ねることになりました。その方たちが二人の結婚を知って、ぜひお祝いの会を開きたいとおっしゃってくださり今回の東北行きとなったのです。私達も親として参加させてもらうことになりました。私達は東北へ行くことが決まってから、被災地を訪ねる鎮魂の旅を計画しました。五泊六日の旅です。24日に京都を出発し、仙台まで新幹線で行き、そこからはレンタカーを借りることにしました。
出発する日の前日は、東北行きに向けての最終準備です。お世話になっている方々への手土産を、京都銘菓の老舗本店へ買いに行きました。旅に出るという興奮が、私を包みます。睡眠不足の状態で、その日を迎えました。
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