26日の午後3時半頃用事で出かけました。京都御苑を通り抜けようと思い寺町御門から入ろうとした時、警察官が話しかけてこられました。「もうすぐ天皇、皇后両陛下がお戻りになられるので、通行止めになっているところがあります」とのことで、今日も両陛下にお会いできるかもと急ぎました。その日は下賀茂神社と上賀茂神社へ参拝されたはずです。警備の人に聞くと、一旦京都御所の建礼門から入られて、三十分後に大宮御所へ移動されるとのことなので建礼門の前へ行きました。情報を得た人達が集まっています。外国の方が多いようです。天皇陛下しか通れないという建礼門が開き、しばらくすると白バイ、パトカー、黒の公用車が来ました。
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なぜだか外国人の方がいっぱい! |
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先導の白バイ登場 |
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普段は開かない建礼門が開きました |
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車列が広い御苑に入ってきました |
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上賀茂神社からお帰り |
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白バイ隊員も移動が終わりほっとした感じ |
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外国の方が駆け寄ってパチリ! |
再度お会いできてグッドチャンスでした。その後、大宮御所へ移動されるとのことで、私達も移動しました。雨の一日で夕闇迫る中、大宮御所の前には、数十人程の人が集まっていました。私は両陛下のお顔がよく見える場所に立つことができました。
建礼門から車が出て私達の前へ進んできます。そこでハプニングが起きました。両陛下の乗られた車が私達の前で止まったのです。そんなことは決して起こらないはずです。何事が起ったのかわかりません。すると後ろに続く公用車から侍従らしき男性が出て来られて「こちらへ来てください」と大きな犬を連れた女性に手招きされるのです。犬は大型犬のピレネー犬です。女性は犬とともにおそるおそる両陛下の車に近づきました。両陛下は窓を開けて嬉しそうに言葉を交わされました。数分のことでしたが、こんなことが起こるとは誰も予想していません。
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何かを見つけて声をかけられている様子 |
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後ろの車から係りの人が出てきてワンちゃんが呼ばれました |
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ほっこりとしたご様子で大宮御所へ |
大宮御所に公用車三台が入ったところで、後続の随行員が乗ったバスから、報道陣と思われるたくさんの人達が、走って女性をめがけて駆け寄ってきました。女性と大型犬を取り囲み、取材です。「両陛下と何を話したのですか。両陛下は何とおっしゃったのですか」矢継ぎ早の質問です。私はそのそばにいたので、両陛下との突然のハプニングに非常に驚き、緊張した女性の気持ちに同情しました。
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報道陣が一気に駆け寄る |
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矢継ぎ早に質問 |
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突然ヒーローになったピレネー犬 |
薄暗くなった京都御苑です。両陛下のお気持ちが、大型犬を見てほっとされたのでしょうか。数は少ないけれどお天気の悪い中、集まった私達に気をほぐされたのでしょうか。国民に一歩でも近づきたいと思っておられる両陛下の想いを感じました。