2016年10月31日月曜日

お出かけ(丹波篠山へ)

 先日秋のドライブに出かけました。目指すは兵庫県丹波篠山です。京都から国道9号線で亀岡を通り南西へ約60Kの道のりです。京都に近く私達には馴染みのある町です。丹波篠山は四方を山に囲まれた城下町です。丹波篠山といえばおせち料理メニューの定番黒豆で有名です。秋の味覚の栗や松茸も特産品で近畿地方ではブランド品となっています。

 丹波篠山へは、京都、大阪、神戸から約1時間で行けるので、週末は多くの人で賑わいます。私達が行ったのは秋真っ只中の日曜日だったので、たくさんの人出でした。私達が着いたのはちょうどお昼頃だったので、商店街を散策してから昼食をとりました。お店はどこも行列ができていて、少し待ってから食べることができました。

メインストリートは観光客がいっぱい

そばも名物になっています

  商店街の店先には、秋の味覚がずらりと並んでいます。その中で丹波篠山の特産品黒枝豆を買いました。産地であってもやっぱりブランド品となった今は、結構な価格でした。
 

店先には最盛期の黒豆が山積みです

秋の味覚勢揃い 松茸、栗、黒豆、柿



売れ行きがいいのかトラックで追加入荷

黒豆の枝豆は粒が大きく少し黒くなっています


篠山には篠山城や武家屋敷など歴史建造物や歴史的町並み保存地区もありますが、以前訪れているので今回は2時間ほどの滞在で済ませ、次の目的地へと向かいました。

2016年10月26日水曜日

両陛下京都へ(2016年10月)-2

 26日の午後3時半頃用事で出かけました。京都御苑を通り抜けようと思い寺町御門から入ろうとした時、警察官が話しかけてこられました。「もうすぐ天皇、皇后両陛下がお戻りになられるので、通行止めになっているところがあります」とのことで、今日も両陛下にお会いできるかもと急ぎました。その日は下賀茂神社と上賀茂神社へ参拝されたはずです。警備の人に聞くと、一旦京都御所の建礼門から入られて、三十分後に大宮御所へ移動されるとのことなので建礼門の前へ行きました。情報を得た人達が集まっています。外国の方が多いようです。天皇陛下しか通れないという建礼門が開き、しばらくすると白バイ、パトカー、黒の公用車が来ました。

なぜだか外国人の方がいっぱい!
先導の白バイ登場

普段は開かない建礼門が開きました

車列が広い御苑に入ってきました

上賀茂神社からお帰り

白バイ隊員も移動が終わりほっとした感じ

外国の方が駆け寄ってパチリ!

再度お会いできてグッドチャンスでした。その後、大宮御所へ移動されるとのことで、私達も移動しました。雨の一日で夕闇迫る中、大宮御所の前には、数十人程の人が集まっていました。私は両陛下のお顔がよく見える場所に立つことができました。  
建礼門から車が出て私達の前へ進んできます。そこでハプニングが起きました。両陛下の乗られた車が私達の前で止まったのです。そんなことは決して起こらないはずです。何事が起ったのかわかりません。すると後ろに続く公用車から侍従らしき男性が出て来られて「こちらへ来てください」と大きな犬を連れた女性に手招きされるのです。犬は大型犬のピレネー犬です。女性は犬とともにおそるおそる両陛下の車に近づきました。両陛下は窓を開けて嬉しそうに言葉を交わされました。数分のことでしたが、こんなことが起こるとは誰も予想していません。

何かを見つけて声をかけられている様子

後ろの車から係りの人が出てきてワンちゃんが呼ばれました

ほっこりとしたご様子で大宮御所へ
 大宮御所に公用車三台が入ったところで、後続の随行員が乗ったバスから、報道陣と思われるたくさんの人達が、走って女性をめがけて駆け寄ってきました。女性と大型犬を取り囲み、取材です。「両陛下と何を話したのですか。両陛下は何とおっしゃったのですか」矢継ぎ早の質問です。私はそのそばにいたので、両陛下との突然のハプニングに非常に驚き、緊張した女性の気持ちに同情しました。

報道陣が一気に駆け寄る

矢継ぎ早に質問

突然ヒーローになったピレネー犬



薄暗くなった京都御苑です。両陛下のお気持ちが、大型犬を見てほっとされたのでしょうか。数は少ないけれどお天気の悪い中、集まった私達に気をほぐされたのでしょうか。国民に一歩でも近づきたいと思っておられる両陛下の想いを感じました。

2016年10月25日火曜日

両陛下京都へ(2016年10月)

 天皇・皇后、両陛下が23日に京都へ来られました。今回は三泊四日の予定だそうです。京都御苑内にある大宮御所へ宿泊されるのは、お久しぶりとのことです。以前、皇太子さまが大宮御所へ宿泊された時に、大宮御所の前で、日の丸の旗を振ったのはずいぶん前のように思います。24日私達は散歩に京都御苑へ出かけました。ひょっとして大宮御所では、と思い大宮御所の方へ行ってみました。たくさんの人が集まっています。皇宮警察と思われる黒服の人達がたくさんいます。尋ねると10分ほどで両陛下は出発されるとのことなので、待つことにしました。今回は日の丸の旗は、配られていません。外国の人もたくさんいます。大宮御所の前には、黒の公用車や白バイ、パトカー、機動隊のバス、随行員の中型バスなど、スタンバイしています。



3分前の先導パトカーが出た後、定刻きっかりに大宮御所の門が開き、黒色の車が出てきました。両陛下は二台目の車に乗っておられました。その時を待っていた人たちは、歓声をあげ手を振りました。私も一生懸命手を振りました。美智子さまの姿がはっきりと見えました。優しく手を振られ優しく微笑まれるお姿は、国民に馴染みある表情です。皇后陛下の奥に天皇陛下のお顔がみえました。天皇陛下も上体をねじりこちらを見て手を振られ、にこやかな笑顔でした。





車はゆっくりと進んで行きました。先導車から全部でほぼ二十台の隊列です。京都国際会館で開かれる国際外科学会世界総会へ出席されました。



午前は京都国立博物館で開かれている、坂本龍馬特別展へ行かれました。25日は下賀茂神社、上賀茂神社へ参拝され、26日は御所近くの京都府立医科大学で最先端の研究を視察されるとのことです。両陛下はお元気なご様子ですが、生前退位のお気持ちを表明された天皇陛下の御希望が叶う日が一日も早く来ることを願わずにはおれません。間近で両陛下にお会いできて幸運でした。

2016年10月24日月曜日

秋桜(コスモス)

 今の季節、休耕田にコスモスが植えられているのをよく見かけます。秋桜と書くだけで、あるいは口にするだけで、胸にジーンとくるものがあります。



 さだまさし作詞・作曲の「秋桜」は、結婚を間近にひかえた娘と、送り出す母の心情をよく表しています。この歌詞のように、私も母と二人で庭一面に荷物を広げて荷造りをしました。親の愛情に包まれて過ごした今までの日々に訣別し、新しい人生に飛び込む覚悟との狭間で、複雑な胸の内でした。不安と期待と喜びが入り交じり、片方では家を出て行くのだという切なさと哀しみ、親から離れるという淋しさもありました。毎年のことながら、風に揺れる秋桜、美しく咲く色とりどりのたくさんの秋桜を見ると、あの日のことを思い出します。この歌を口ずさむと目が潤んできます。

「秋桜」
    淡紅の秋桜が秋の日の
何気ない陽溜まりに揺れている
此頃涙脆くなった母が
庭先でひとつ咳をする

縁側でアルバムを開いては
私の幼い日の思い出を
何度も同じ話くりかえす
ひとりごとみたいに小さな声で

こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさが浸みて来る
明日嫁ぐ私に苦労はしても
笑い話に時が変えるよ
心配いらないと笑った


2016年10月23日日曜日

懐かしい光景(村祭り)

 先日ドライブをしている時に、懐かしい光景に出会いました。四方を山に囲まれた小さな集落の小さな神社のお祭りです。集まっている人はまばらです。それでも露店が三つ出て、商いの準備をしていました。子供の姿はあまりなく、巫女の衣装の女の子が三人、楽しそうにキャーキャー言いながら走り回っているのが見えました。神社の秋祭りののぼり旗が立ち、風に揺れています。




 

  とても懐かしい風景です。昔から日本のあちこちで、村の神社の秋のお祭りが行われていました。地方では、過疎化や少子高齢化などで、お祭りも簡素化されているかもしれません。突然出会った懐かしい光景に、子供の頃に歌った「村祭り」を思い出しました。

「村祭り」
     村の鎮守の神様の
     今日はめでたいお祭り日
     ドンドンヒャララ ドンヒャララ
     ドンドンヒャララ ドンヒャララ
     朝から聞こえる笛太鼓

     今年も豊年満作で
     村は総出の大祭り
     ドンドンヒャララ ドンヒャララ
     ドンドンヒャララ ドンヒャララ

     夜まで賑う宮の森

2016年10月22日土曜日

京都時代祭(2016)

 今日は京都三大祭の一つ時代祭の日でした。いつもは家の近くで見るのですが、今回は平安神宮前の公園が整備されたので岡崎まで出かけました。京都御所を12時に出発して、丸太町通り~烏丸通り~御池通り~河原町通り~三条通り~神宮道~平安神宮へと向かいます。約2キロの道のりを二時間半かけてゆっくり進みます。平安神宮へは2時半到着の予定です。私達は、2時前に家を出て二条通りを東へと歩きました。交通規制がかかっているので、二条通りは大渋滞です。東大路通りからは通行止めとなっています。平安神宮前に着くとたくさんの人であふれています。有料観覧席では今か今かと待つ多くの観光客がおられます。少しばかリ待っていると先頭がやってきました。いつものように維新勤王隊の鼓笛隊の「ぴーひゃらどんどんどん」が聞こえてきました。

先導は知事、市長の馬車列



年々隊士が増えて、笛の音もよくなっているようです



  時代祭は、平安神宮の創建と平安遷都1100年を祝う行事として、明治28年(1895)に始まりました。行列は明治維新から始まり、江戸、安土桃山、室町、吉野、鎌倉、藤原、延暦の八つの時代を20の列で、牛や馬、総勢約2千名で構成されています。市内の各地区で講社が組織されていてそれぞれが各時代を受け持っています。皇女和宮、坂本龍馬、西郷隆盛、木戸孝允、淀君、羽柴秀吉、織田信長など、誰でも知っている有名な人物が続きます。





武将が似合っています

大原女

。いつものことながら始めから最後まで見るのは大変です。足も首も痛くなってくるので、途中で諦めることとなります。今日は曇り空でしたが、雨も降らずまずまずのお天気で気温は爽やかでした。外国からのお客さんも、国内のお客さんもよろこんでおられたことと思います。

平安神宮が終点です

お役目ご苦労様でした。各地区へバスで帰ります。