2013年3月3日日曜日

グル-プホ-ム


 現在の我が家はグル-プホ-ムのような状態です。グル-プホ-ムというのは認知症の人が少人数で一緒に暮らすホ-ムです。認知症といっても初期の軽度から中度・重度と認知度に差があります。我が家のまんたん(義母)は、初期の軽度なのでほとんどすべてのことは自分ですることができます。今・現在に最も近い部分の記憶が残りません。前もって頼むことはできません。その都度「こうして」「ああして」と言わねばなりません。テレビや新聞で紹介されるグル-プホ-ムでは「入所者の人のできることをそれぞれにしてもらっています」と報じています。

 八十八歳のまんたんと団塊世代夫婦の三人で、それぞれが得意とするところを発揮して生活しています。お料理をする場合は、私が食材を洗ってまな板の上へ用意します。まんたんが包丁を使って切ります。ぽあろ(夫)がシェフ役で仕上げます。大人三人が狭い台所で体をぶつけあいながらのお料理作りです。私は下準備から終了までのト-タルコ-ディネ-タ-です。食事のあとは、まんたんの様子を伺いながら、疲れていないようなら半分ほどの食器洗いを頼みます。もし疲れているようなら私が全部食器洗いをします。

 まだスタ-トしたばかりの我が家のグル-プホ-ムですが、これから先はどうなりますことやら。

2013年2月21日木曜日

宝さがし


 まんたん(義母)と一緒に暮らし始めて三週間が過ぎました。今迄は数日を共に過ごすことはありましたが、べったりと一日24時間一緒にというのは初めてのことです。高齢になるにつれて記憶があいまいだったり、会話がちぐはぐになったりすることがあっても、それは老化に伴う自然現象だと、とらえていましたが、初期の認知症と診断されてから、その大きな違いを知りました。記憶するということが欠落しています。できません。会話の中でもさっき、今、こちらが言ったことなのに、同じ質問を何度も繰り返します。こちらは驚きながらも気を長くして同じ答えを何度も繰り返します。まるでこちらの言ったことが、頭の中に止まらず、つるつるとすべっていくような気がします。そして朝起きるなり、家族で宝さがしが始まります。ここにあったはず、ここにおいたはず、この中へ入れたはず、と思い込んでいるのは家族だけです。素晴らしい早業で場所移動が行われているのです。本人は、移動した場所、移動したこと、すべてきれいに記憶にありません。狭いマンションの中でさえ、宝さがしは容易ではありません。探し回った挙句、思いもよらない所から見つかります。ささいな物から大切な物までこの調子です。

 世界一の長寿国となった日本のことを喜んでいましたが、体は素晴らしく丈夫で病気知らずの高齢者でも、皮肉にも認知症になるという悲しい人間の宿命を考えてしまいます。

2013年2月20日水曜日

ブロガ-2年生


 去年の2月20日にブログをスタ-トして、ちょうど一年が過ぎました。目標を高く掲げ、毎日書くことを目指しましたが、時々お休みをしてしまったので、今日のブログは326回目です。私のブログを見て下さっている人は、総計で9300人あまりです。本当にありがとうございます。書くことが好きで、何でもかんでもブログに書いていますが、毎日となると少しつらいものがあり、「今日は何を書こうか」と、生活の中でブログのことが最優先となっています。読んで下さる方がいるということで励みになり、書く楽しみにつながっています。目に見えない見知らぬ人と、ブログでつながっていると思うと、現代の最先端にいるような不思議な気がします。日本以外の国におられる方、多分日本人の方だろうと思いますが、日本以外で総計2730人あまりの方が読んで下さっています。嬉しい限りです。「継続は力なり」を目標にして、無理せず細く長くブログを続けていきたいと思っています。

 今日からブロガ-2年生。

 これからもどうぞよろしく。

2013年2月18日月曜日

新人団員一人増えました


 どさ回り一座まるこ&ぽあろに、新人団員が一人増えました。中国地方、近畿地方、中部地方を、飛び回っているどさ回り一座まるこ&ぽあろの団員は今迄二人でしたが、一月末からまんたん(義母)が加わりました。車での移動なので、八十八歳の新人団員まんたんは、目を白黒させて行動を共にしています。

 初期の認知症という診断を受けたまんたんは、もう一人暮らしができなくなりました。記憶を司る海馬に障害が出始めています。しかし記憶以外は何の異常もありません。検査の結果は立派な健康体の高齢者です。医師からも太鼓判をもらいました。食欲も旺盛で私達と同じ食事を完食します。そして健脚の持ち主です。五千歩ぐらいは平気で歩きます。あまりの元気さにこちらがたじたじです。口癖は「何か仕事ない?」というもので、私はアイロンかけ、食器洗い、お得意の料理作りなど、小さな仕事を見つけてはしてもらっています。四十年近く一人暮らしをしてきたまんたんと、四十年近く主婦業もこなしてきた私とでは、それぞれの流儀があって当然で、その違いに気づくたびに、私はおかしくて噴き出してしまいます。

 新人団員の話は、これからのブログにたくさん登場すると思いますが、こんな暮らしは、あと一年続く予定です。

2013年2月16日土曜日

休刊中ですが


 只今ブログを休んでおりますが、待ち望んでいたニュ-スをお知らせします。

 1月25日に発見した幸福の木のつぼみが開花しました。ちょうど3週間が過ぎたところで花が咲きました。夜だけ花が開き、朝には閉じています。夜といっても9時頃だったので、室内の照明はこうこうとついています。それでも朝と夜の違いを察知しているのです。本当に不思議です。とてもやわらかく優しく清々しい香りが、部屋いっぱいに広がっています。この素敵な香りを缶に詰めて、保存しておきたいくらいです。花は純白で小さく可憐で、高潔な雰囲気を漂わせています。
 
 
 
 観葉植物の幸福の木は、緑の葉を観賞するだけのものと思い込んでいた私は、幸福の木に脱帽しています。これからも末永く、幸福の木とつきあっていきたいと思います。

2013年2月2日土曜日

突然ですが


 昨年の二月二十日にブログをスタ-トさせ、もうすぐ一年になりますが、突然の事情によりしばらくブログをお休みします。

 元気に一人暮らしをしていた八十八歳になる義母に、突然不都合が起こってきました。夜中の1時半と2時半に私達のところへ電話をかけてきて「泥棒が入った、お金を盗んでいった、通帳もとられた」と言ってきました。近所の仲良しの友人のところへ夜中に行き、私達に言ってきたのと同じことを訴えて、迷惑をかけました。その日の夜、仕事をすませすぐにかけつけて、義母の家の中を探しましたが、通帳も現金を入れた封筒も見つかりませんでした。我々は仕事があるので、夜遅く義母と一緒にとんぼ帰りでこちらへ戻ったのですが、義母の言うことがあやふやなものとなり、妄想が起こったのかもしれないととらえています。

 立派に一人暮らしをしてきた義母が、突然こんなことになるとは、予想していなかったことで非常に驚いています。これからのことを考える必要があります。義母の様子を見ながら、どういう選択が一番よいのかよく考えなければなりません。血圧は高いといえ、長年薬を飲んで安定したものになっているので心配はありません。体は本当に丈夫です。健診でもいつも太鼓判を押してもらっています。しかし高齢者です。何が起こっても不思議ではありません。

 そういう事情で、義母を見守りながら、落ち着いた状態になるまで、ブログをお休みします。

2013年2月1日金曜日

徒然に想ううた 俳句三句



旧友の 近況知らす 年賀状



年賀状 孫の人数 競い合う



年賀状 届かぬ人の 顔うかべ

2013年1月31日木曜日

昨夜の夢


 昨夜見た夢は、不思議なそしてどことなく懐かしいものでした。舞台は、私が生まれ育った実家です。

 庭では、たくさんの男の人達が働いています。昔、農家では、稲刈りの後の作業がいろいろありました。いろんな農機具が庭の周囲に並べられ、真ん中にはむしろの上に籾が干されています。男の人達は、あっちへ行ったりこっちへ来たりと、忙しそうに働いています。台所では、たくさんの女の人達が働いています。食事のしたくのようです。今と違ってすべて手作りです。ごはんは、いくつもの大きな釜で、おくどさんで炊いています。野菜を切る音、まぜる音、煮炊きする音、そして女性達のにぎやかなおしゃべりの声、笑い声が聞こえています。台所中に、料理のにおいと湯気が立ち込めています。そして私はどこにいるのかといえば、座敷に集まって話し合いでもしているかのような、何人かの長老の中で、祖父の胡坐へすっぽり入って、みんなの顔を見ながらニコニコしているのです。父や母、祖母、兄や姉達は、どこにいるのか、どこにいたのか、記憶はおぼろげにも出てきません。

 いつも夢を見た後に思うのですが、一体夢はどういうふうに構成されるのか、不思議で仕方ありません。人間の脳の中に、膨大な記憶のメモリ-があって、時々夢となって登場するのでしょうか。人間が意識を持って、過去のことを思い出していることがあった時などに、そのことがらが夢に出てくるのは理解できるのですが。無意識な状態の中で、どのメモリ-から飛び出してきて夢を構成させるのかということは、本当に不思議です。夢の中で、笑ったり怒ったり、泣いたりわめいたり、恐怖で悲鳴をあげたりと、夢は面白くもあり、未知の世界のことで、いつか誰かが解明する日が来るのか、わくわくどきどき期待してしまいます。

2013年1月30日水曜日

幸福の木-2


 幸福の木につぼみがあるのを発見してから、ちょうど一週間が過ぎました。つぼみは一日一日と成長し、一週間で倍ほどの高さになりました。

 つぼみのつけ根からは、蜜のような透明の樹液のようなものが出ています。指でさわってみました。ジェルよりも、もう少し濃度が高い感触がします。ほんのりよい香りがします。今度はそれをなめてみました。甘さを感じました。やはりこれは蜜のようです。

 二十日間ぐらいで開花するとの情報ですので、あと二週間ほどです。毎日つぼみの成長を観察し、幸福の木の生命力、たくましさに見とれています。

2013年1月29日火曜日

私の好きなことば「柳に雪折れなし」


 「しなやかなものは、堅いものよりかえって物事に耐え忍ぶものだということ」と辞書にのっています。どんなに強い風にも柳の枝はなびき、風に身を任せているように見えます。一見弱そうに見える柳の木ですが、柔軟なそして強靭な精神を私達に示してくれているようです。


厳冬に立つ柳
寒風になびく柳
 古代の中国では、送別の時に柳の枝を折り取り、これを相手に贈る風習があったそうです。「柳」(りゅう)の字の音が、ひきとめる意の「留」(りゅう)に通じるから、また柳の枝は曲げてもすぐにもとにもどるので別れてもまた会えるから、との意だそうです。
 私は若い頃から、柳のように生きていきたいと思っていました。長い人生には、楽もあり苦もあるのが、人の営みだと思います。そのすべてを柳の木のように、しなやかに受け止め、ボキッと折れることなく、最後のその時まで毎日を過ごしたいと思います。