子どもの頃、家にいる時は、ほとんどの時間を「茶の間」で過ごしていました。茶の間の真ん中には「ちゃぶ台」があり、家の中心的な役割を担っていました。家族が集まり、食事をして、子どもも大人もその日にあったことなどを話しました。時にはけんかが起こっても、笑い声があふれ、笑顔が絶えることはありませんでした。家族団らんの時間から、明日の希望へと続いていきました。結婚して半世紀、いつの頃からか我が家のちゃぶ台・茶の間が姿を消しました。結婚してしばらくは、ちゃぶ台・茶の間があったのですが、生活が洋式へと変化して、ソファーのあるリビングになりしました。
後期高齢者となり、無性に昔のちゃぶ台・茶の間が恋しくなりました。遅ればせながら、今からちゃぶ台・茶の間を作ろうと思い立ちました。
三重県松阪市にゆかりのある「小津安二郎映画監督」の作品には、ちゃぶ台・茶の間が多く登場します。時代の変化と言ってしまえば簡単ですが、日本的な暮らしの象徴のように思います。
我が家のちゃぶ台・茶の間がどんなふうによみがえるか、乞うご期待です。楽しみに待っていてください。
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