郷土の偉人について、今さらながら知る昨今です。伊勢の国多気郡波多瀬村(現在の多気町波多瀬)出身の野呂元丈(1693~1761)を知りました。江戸時代中期の本草学者です。20歳のとき、京都に出て医学、儒学、本草学を学びます。享保5年(1720)江戸幕府の命で、諸国の薬草を採取します。当時の将軍徳川吉宗の命を受けて青木昆陽とともに蘭語を学び、日本最初の西洋博物学書「阿蘭陀本草和解」を著したそうです。将軍吉宗のお抱え医師となり、18世紀後半に芽生えた和蘭医方の基礎を築きました。
野呂元丈の功績を讃え、多気町波多瀬に記念館と薬草園が2000年につくられました。少し前に、家族で訪れました。知らなかった野呂元丈が身近に感じられ、薬草についても興味関心を持ちました。どこにでもある、どこでも目にする、植物が、人間の体を救ってくれる薬草なのです。たくさんの植物が植えられており、それぞれの効能が説明されていました。
現代人は薬を乱用しているように見受けられます。病院ではたくさんの薬を処方します。特に高齢者は、薬だけでお腹がいっぱいになるほど処方されています。我が家には、ドクダミが自生しているので、時々ドクダミ茶を飲んでいます。薬草園で、ポアロはウコンとしょうがを買いました。薬草も興味津々ですが、きれいな花が咲くとの情報を得て買ったようです。
ウコン |
ショウガの収穫 |
(まるこ記)
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