2020年1月31日金曜日

テレビで再会


 先日何気なく見ていたテレビのワイドショーで、思わぬ人に再会しました。ポアロの同僚の方で、ポアロが独立してからも仕事でいろいろお世話になりました。私も何度かお会いしています。毎年の賀状のやりとりもしています。ポアロが数年前にお会いした時には、奥様が亡くなられたことを知り大変驚きました。かつて東京の社宅で、ご一緒していたこともあったのです。



 テレビのワイドショーでは、一つのコーナーとしてシニアに関する情報が取り上げられます。今回は民泊がテーマでした。民泊を運営するというシニアの方が、最近増えているそうです。知り合いの方は、東京郊外に住んでおられます。東京駅から、中央線一本で行ける便利な所です。テレビでは、閑静な住宅街の戸建て住宅が紹介されました。民泊を運営しているというシニア男性が登場した時には、本当に驚きました。まさか知り合いの方とは、びっくり仰天です。我が家の子どもたちと、同じ年頃の息子さんが二人おられました。以前は子供部屋が二つあった二階を、ゲストルームにリフォームされました。シャワールームや、共有スペースのリビングもあり、二つのベッドがある洋室と、和室がゲストルームです。ちょっとまとまった額の、リフォーム代です。子どもたちが独立し、奥様が亡くなられ、一人暮らしをされていましたが、今はゲストの人達との関わりが楽しいと話されています。昨年は、100日ほどの宿泊があったそうです。ゲストの方々との写真が出ましたが、外国からの人達ばかりでした。「日本の代表として、粗相のないように心がけています」と話されるインタビューには、彼のお人柄が表れているようです。シニアライフに興味関心好奇心旺盛な私にとっては、良い情報提供でした。お元気に過ごされている知り合いの方との、テレビでの再会は思わぬものでした。嬉しい驚きでした。

2020年1月30日木曜日

人生の応援歌


 たくさんある歌の中で、人それぞれ人生の応援歌を持っていることと思います。一つと言わず二つ三つ、あるいはもっとたくさんの人生の応援歌を持っておられるかもしれません。
 私がよく口にするのは、テレビドラマ「水戸黄門」のテーマ曲です。
   
      人生楽ありゃ 苦もあるさ
   涙のあとには 虹も出る
   歩いてゆくんだ しっかりと
   自分の道を 踏みしめて

  子どもたちが小さかった時のヒット曲「およげたいやきくん」も、よく口ずさむ歌です。
   
      まいにちまいにち ぼくらはてっぱんの
   うえでやかれて いやになっちゃうよ
   あるあさ ぼくは みせのおじさんと
   けんかして うみににげこんだのさ
  
水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」も大好きです。
   
      しあわせは 歩いてこない
   だから歩いて ゆくんだね
   一日一歩 三日で三歩
   三歩進んで 二歩さがる
   人生は ワン・ツー・パンチ
   汗かき べそかき 歩こうよ
   あなたのつけた 足あとにゃ
   きれいな花が 咲くでしょう
  
布施明の「マイ・ウエイ」も好きです。
   
      今船出が近づく この時に
   ふとたたずみ 私は振りかえる
   遠く旅して 歩いた若い日を
   すべて心の 決めたままに

 そして最近毎日寝ながら歌っているのは、岡村孝子の「夢をあきらめないで」です。
   
      乾いた空に 続く坂道
   後姿が小さくなる
   優しい言葉 探せないまま
   冷えたその手を 振り続けた

いつかは 皆旅立つ
   それぞれの 道を歩いていく

   あなたの夢を あきらめないで
   熱く生きる 瞳が好きだわ
   負けないように 悔やまぬように
   あなたらしく 輝いてね

 最近新しい歌に出会い目下練習中の「ひまわりの約束」も素晴らしい歌です

   どうして 君が泣くの
   まだ僕も 泣いていないのに
   自分より 悲しむから
   つらいのが どっちかわからなくなるよ
   
   ガラクタだった はずの今日が
   ふたりなら 宝物になる

   そばにいたいよ 君のために
   出来ることが 僕にあるかな
   いつも君に ずっと君に
   笑っていてほしくて
   ひまわりのような まっすぐな
   その優しさを 温もりを 全部
   これからは 僕も 届けていきたい
   ここにある 幸せに 気づいたから
  
歌の力、歌詞の力、を再認識しています。作詞家、作曲家の方々の才能に脱帽です。

2020年1月29日水曜日

春爛漫


 鬱陶しいお天気が続き、コロナウイルスで大騒動の世の中ですが、お花屋さんの店先は春爛漫です。色とりどりのいろんな種類のたくさんのお花を見ているだけで、気持ちがほっとし、明るくなります。桃の節句も近づき、桃の木もあります。しっかり成長したストックは、白、ピンク、黄、色も豊富です。愛らしい薄桃色のスイトピーは、春が来たよと歌っているようです。たくさんの花たちに、「ありがとう」「ありがとう」と、つぶやいている私です。









2020年1月28日火曜日

高齢の世界


 一歩二歩と高齢の世界に入り、いろんなことに気づきます。体の変化はもちろん、心の変化もあります。青春時代のように心の浮き沈みも大きく、思春期のようにナイーブでちょっとしたことで傷つきます。
 高齢の世界に入るまでは、父や母、叔父や叔母など、身近で高齢の世界を知っているつもりでしたが、自分自身とは遠い世界だと思っていました。いざ高齢の世界に足を突っ込むと、不思議なことばかりです。すべての原因を老化の一言で片付けるのは簡単です。すべてのことに個人差があるのはもちろんです。年齢を重ねて肝っ玉母さんや肝っ玉父さんになる人もいるでしょう。神経が図太くなり、小さなことにこだわらなくなる人もいるでしょう。認知症になり別の世界に入り込む人もいるでしょう。
 先日テレビで仕事ロスを取り上げていました。仕事に燃えて走り続けてきた人が、ある日退職を迎え仕事ロスになるパターンが多いということです。現役の時は、退職したらあんなことこんなことをしようと希望的推測を思い描いていたのです。ところがいざ退職をしてしまうと、しばらくは趣味を楽しんだものの、寂しく虚しくなり仕事ロスに陥るそうです。それを乗り越えるには、興味関心好奇心のあるものをできたら現役の時から見つけスタートさせるとか、退職してからでもそれを見つけるとかの策が大切だとまとめていました。
 私の場合を振り返ると、中年になって社会福祉学部で勉強し、ホームヘルパーの資格も取り、音楽療法士になるべく学校へ通い、傾聴ボランティアとして活動しました。すべて支援する側の立場です。たくさんの人生の先輩方と出会い、いろんなお話しも伺い、高齢の世界を学ばせてもらいました。遠い世界だと思っていました。それから数年が経ち、いよいよ支援してもらう立場に近づきつつあります。夢中で突き進んできた人生、仕事、家族、愛犬たち、自分のすべてを注いできました。不器用なほどにです。長年してきた家事もおっくうになってきました。毎日毎日続く食べること。
 人間ってすごい生き物だと痛感します。老人性うつも頭をよぎります。以前学んだダイバージョナルセラピー(気晴らし療法)を思い出します。買い物、お出かけなど、小さな楽しみを日々の暮らしの中で見つけ実践したいと思います。お天気にも心は影響を受けます。若い時は、無頓着だったお天気が、これほど心に影響を及ぼすとは驚きです。雪模様、雨模様、どんよりした空、特に冬空は気分が落ち込みます。太陽、青空が恋しい今日この頃です。

2020年1月27日月曜日

お出かけ(淡路島水仙郷)


 先日よいお天気に誘われて淡路島水仙郷へ出かけました。以前から一度行ってみたいと思っていた水仙郷です。淡路島は四国への通過点としてよく通っています。淡路島へはポアロの仕事で、私もお供をして何度か行っています。しかし水仙郷へはまだ行っていませんでした。京都を11時過ぎに出発しました。毎度おなじみのマックを食べながら走ります。高速道路が整備されて便利になりました。名神、新名神を走り、そして四国徳島方面への案内を見ながら明石海峡大橋を渡り洲本で高速を出ました。玉ねぎ畑が広がる国道を南へ走ります。玉ねぎは淡路島の特産です。水仙郷は、淡路島の東側にあります。出発してから2時間半ほどで到着しました。
  



 水仙郷は海岸のきわにあります。小高い山の斜面にたくさんの水仙があります。傾斜は45度ほどです。運動靴をはいての、ちょっとした山登りです。シニアにとっての山登りは、休み休みです。見晴らしの良い展望台からは、美しい海が見渡せられます。






この日の海は、風もなく穏やかで凪いでいました。緋寒桜や紅梅が咲いていて春を感じました。情報によると水仙は見頃ということでしたが、全体的には少し早かったように思いました。





 海岸線を走り、洲本の町を通り抜け、また高速道路へ入りました。5時前後の夕陽を見ようと思いましたが雲がわいてきて残念ながら見ることができませんでした。淡路ハイウエイオアシスという広いSAで、食事をとりました。夕暮れの中の明石海峡大橋は、旅情あふれるものでした。




自宅には8時頃に着きました。この日の走行距離は、350kmでした。近場へのプチトリップですが、楽しいものでした。

2020年1月24日金曜日

読書の楽しみ(池内紀)


 先日丸善へ出かけた時に知ったのですが、ドイツ文学者でありエッセイスト、翻訳家でもある池内紀氏が去年の夏に亡くなっておられました。突然だったようです。時々テレビにも出演されていて、穏やかな話しぶりと優しいお人柄を感じる方でした。いつの間にかファンになっていました。丸善には追悼コーナーが設けられて、たくさんの著書が並んでいました。ゲーテやカフカに関しても書かれていました。早速図書館で借りてきたのは「亡き人へのレクイエム」です。2016年の出版です。交友のあった28人が登場します。その中で私が知っている人は9人です。今まで知らなかったその人たちの人間的側面が、池内紀氏の目で書かれています。暖かい目線で愛情豊かに描かれています。
 巻末エッセイには、「死について」があります。印象深いものでした。
 「早くから死としたしんできた。もの心ついたころ、まず祖父が死んだ。つづいて祖母がいなくなった。小学4年のとき、父を亡くした。高校1年のとき、兄が事故死した。大学を出たとき、母が病死した。家族というと、私は即座に引き算を連想する。一つ、また一つと引いていく。死は引き算であって、昨日までいた人がもういない。結婚して家庭を持った。一人、二人と家族は増えたが、足し算など信じない。いずれ引き算になる。引き算家族で成長した私は、言葉を生活の糧とした。これは自由に足し算がきく。割り算や掛け算を組み合わせると、いとも玄妙な世界があらわれる。その豊かさにくらべると、現実世界はなんと貧しいことだろう」と書かれています。
  大家族の中で育った私は、池内紀氏と似た経験をしています。本当に人生は、引き算人生だと痛感します。彼の姿は消えましたが、著書をたくさん残されました。一冊一冊に込められた彼の思いを、宝物として受け取りたいと思います。
 先日図書館に行って池内紀氏の本を借りてきました。


2020年1月23日木曜日

お隣にホテル


 京都市内を歩いていると、建築中のホテルに出会います。小さなものから大きなものまで、どんどん増え続けています。私たちが住んでいるマンションの東側には、二つのお寺を挟んで高級ホテルが数年前に開業しました。今度は北側にホテルが建築中です。ずいぶん長い間、広い駐車場となっており、何度かマンション計画がありましたが頓挫し、やっと昨秋からホテル建設が始まりました。






毎日工事の音が聞こえてきます。一日々と工事は進み、地下部分は終わり今は鉄骨が上へと伸びています。このホテルは東側にできた高級ホテルとは違い、利用しやすいレベルのようです。河原町通りに面しています。一階にレストラン、カフェができるのを期待しています。

2020年1月22日水曜日

東寺初弘法


 延暦15年(796年)に創建された東寺は、真言宗の根本道場です。本尊は薬師如来、平安京鎮護のための官寺として建立された後、嵯峨天皇より空海に下賜されました。東寺の縁日は、「弘法市」と呼ばれています。毎月21日に催されています。1月の弘法市は「初弘法」12月の弘法市は「終い弘法」で、とりわけたくさんの人が集まります。以前弘法市へは二度ほど行っています。初弘法は初めてです。自宅から歩いて出かけました。京都駅八条口を目指します。堀川通り、大宮通りを越えると東寺です。初弘法へ行く人、帰る人、たくさんの人で賑わっています。いろんなお店が、いくつかある門の外にも並んでいます。
 
北門から入りました
五重塔が見えています

東門付近
 忙しくキョロキョロしながら、境内を歩きます。骨董市ということで、着物や帯など古い物がたくさん出ています。こんなものまでと思うほどのガラクタも並んでいます。




手作りの物や新しい物もあります。食品や植木なども豊富です。ポアロは木工製品のスプーンとフォークを、私は干し柿を買いました。外国の人もたくさん来ておられます。掘り出しものもきっとあるはずです。それを探すのも、見つけて買うのも、骨董市の醍醐味です。








 行きは自宅から歩いて15,000歩、帰りは京都駅からバスに乗りました。シニアにとっては、強行軍でした。

2020年1月21日火曜日

ご近所散歩(京都御苑)


 ご近所散歩でおなじみとなっている京都御苑に出かけました。都会のマンション暮らしをしていると、積極的に外へ出かけないと、自然の移り変わりを見過ごしてしまいます。御苑の中にある梅林では、白梅が咲き始めています。紅梅は三分咲きです。蝋梅も三分咲きほどです。




 時雨が降って、寒くなってきたので中立売休憩所で一休みしました。


あとしばらく寒さ厳しい日々が続きますが、雪が降るほどの寒さではないようです。桜の蕾も確実にふくらみつつあります。お正月が終わると次は節分、そして桃の節句、自然の移り変わりも人の暮らしに寄り添ってくれているようです。

新芽が膨らんでいます


2020年1月20日月曜日

お出かけ(三重二見ヶ浦)


 冬休みが終わりまだ数日しか経っていない日に、三重二見ヶ浦へ出かけました。ずいぶん前、子供の時に行って以来本当に久しぶりの二見ヶ浦です。ポアロも、小学校の修学旅行で来ています。年末の特別番組で伊勢神宮を特集していたのですが、その映像を観て久しぶりに行きたくなったのです。


 その日は平日でしたが、結構たくさんの人が来ていました。アジアの人も多かったです。二見ヶ浦は、夫婦岩で有名です。その昔、全国から伊勢詣での人がたくさん集まりました。遠い道のりを何日もかけて、お伊勢参りに来た人たちは、二見興玉神社で心身を清めるお祓いをすませてから神宮へ参拝したそうです。無事に帰ることができるように二見興玉神社には、たくさんのカエルが奉納されています。

皇居遥拝所






この方向に富士山が見えるはずですが

 夫婦岩は大しめ縄で結ばれています。夫婦を象徴しています。夏至の頃には、夫婦岩の間から日の出と富士山を見ることができるということで、美しい写真が飾られていました。冬至の頃には、夫婦岩の間から満月が上るということで、こちらも美しい写真が飾られていました。どちらも感動する美しさです。遥拝所として日の神、皇居を臨む場所が設けられていました。何事にもすぐのってしまう私たちは、夏至のころに素晴らしい写真を撮りに行きたいと話しています。

夏至の写真 太陽の下に富士山が