2019年4月19日金曜日

新緑の候


 早くも新緑の候となりました。京都御池通りでは、ケヤキの新緑が素晴らしくなってきています。買い物に出た時には、御池通りのケヤキ並木の下を歩きます。森林浴をしているような気分になります。高木のケヤキは、気持ち良いほど真っ直ぐ空に向かって伸びています。美しい緑の新緑は、気持ちをリフレッシュしてくれます。ついつい危険を忘れ、上を見上げて歩いてしまいます。強い太陽の陽射しからも、守ってくれます。新年度がスタートし、新生活を始めた人達を応援しているかのように思えます。
  




 今年は、日本にとって元号が変わる節目の年です。天皇の退位と新天皇になられる皇太子の即位ももうすぐです。先日は、天皇皇后両陛下が最後の地方訪問として三重県伊勢神宮へ行かれました。天皇の退位の報告に行かれたのです。たくさんの人の歓迎ぶりが、テレビで伝えられています。涙を流して手を振る人の姿もありました。私のふるさと三重県に住む姉は、天皇皇后両陛下をお迎えするために友人と伊勢へ行きました。国民を想い国民に寄り添い国民と共に歩まれた天皇皇后両陛下です。そのお気持ちは、手を振られるお姿に溢れています。平成三十年間への感謝の気持ちを、全国民が胸に抱いています。四月から五月へ暦が移る時には、令和の始まりです。10連休となり、日本中がフィーバーします。私もこの日本の節目をしっかり見届けたいと思います。

追記・・・明日からしばらくブログを休ませていただきます。よろしくお願いします。

2019年4月18日木曜日

伊賀街道桜


 三重から京都へ移動する時に、伊賀と津を結んでいる伊賀街道を走りました。県庁所在地の津市郊外から伊賀へ抜けるには、長野峠を通ります。何年か前に新しいトンネルが完成し、安全で時間短縮のルートになりました。
 桜が満開となり、寒の戻りで桜の花を例年より長く楽しむことができました。それでも桜の花がはらはらと散り始め、葉桜となりつつあります。三重の家の周辺の見事な桜も、平成最後のお花見が終わりました。
 伊賀街道を走っていると、川の堤に桜並木が続いているのを何ヶ所かで見ることができました。ちょうど満開です。山に囲まれ気温も低く、町に比べると桜の開花も遅かったようです。ふるさとの今年の桜と別れを告げたばかりだった私は、また満開の桜に出会えて感無量でした。

伊賀盆地のおちついた佇まい

2019年4月17日水曜日

一大事(パリノートルダム大聖堂火災)


 昨日の日本時間未明にフランスパリでは大変なことが起きていました。世界遺産になっているノートルダム大聖堂が炎に包まれたのです。三分の二が焼失したとのことです。石造りのイメージですが、見えないところにたくさんの木が使われているそうです。柱、壁、天井は石でできていますが、天井の上には屋根を含め小屋組みがすべて木造です。
  





私たち家族は、25年前に初めてフランスパリを訪れています。パリの街を歩き回りました。パリの顔となっている有名なところを観光しました。ノートルダム大聖堂へも行きました。あまりの大きさに圧倒されたことを覚えています。下の写真は2003年に訪れた時のものです。当時も正面の塔に足場があり後ろから見た写真です。




 昨日のニュースでは、日本人オルガニストのコメントも伝えていました。ノートルダム大聖堂でパイプオルガンを演奏することは、世界中のオルガニストの憧れであり夢だとおっしゃっていました。ニュースに登場したお二人のオルガニストは、昨年演奏されたそうです。
世界中で支援の手が上がっています。フランス大統領マクロン氏は、「五年以内に修復すると」おっしゃっています。再建が少しでも早く実現することを祈るばかりです。

2019年4月16日火曜日

ツバメの巣作り(2019)


 今年もツバメの巣作りの季節となりました。今まであちこちでツバメの巣作りを目撃しましたが、今回は三重の家の近くにあるショッピングセンターの玄関です。毎日たくさんの買い物客が出入るする玄関の上です。






二羽のツバメは忙しそうに行ったり来たりしています。夫婦力を合わせての巣作りです。いつものことながら小さなツバメの夫婦愛を感じます。ツバメはどこが安全で、巣を作るにはどこが適しているのかよく知っているようです。人間を信頼しています。人間は自分たちに危害を与えないと考えているようです。巣が完成すると、卵を産み交代で温めます。その間もせっせとエサを交代で運んできます。ヒナがかえると、子供たちのために親ツバメは必死にエサを運びます。健気な親ツバメの姿です。見返りを求める打算的な愛情ではありません。本当の無償の愛情です。感動をもらう瞬間です。今度三重へ行く時には、たくさんの子供たちに会えると思います。黄色いくちばしで賑やかにエサを催促するヒナたちに会えるのが楽しみです。

2019年4月15日月曜日

かつての私・今の私


 ピアノの道を一筋に歩んできた私は、かつてはピアノの大曲難曲を暗譜で弾いていました。それははるか遠い記憶の中の私です。今の私は暗譜してピアノを弾けません。記憶力は低下し、視力も悪くなっています。ピアノを弾く時には、一度にたくさんの音符を正確に読まねばなりません。かつての私は、1.82.0ほどの視力でした。楽譜をほぼ完璧に読みとって弾くことができました。老眼が始まりメガネをかけてピアノを弾くことのうっとうしさには、ピアノを弾く意欲も落ちました。それでもピアノが大好きな私は、ピアノを弾きたいという想いが沸き起こる時は没頭してしまいます。私にとって、ピアノはただの楽器ではありません。人生を共に歩んだ大切なパートナーです。喜びも悲しみも苦しみも、いつもそばで私を見守り続けてくれているピアノなのです。
 何年か前から視力が落ちたつらさをカバーするために、目を閉じて歌を歌えるように歌詞を覚えるようにしています。歌詞を正確に覚えるのも簡単ではありません。馴染みある歌でも、一番、二番、三番と正しくは覚えていません。うろ覚えです。一曲を正しく歌えるレパートリーは、まだほんの少しです。目を閉じて歌うことは、歌詞の意味を深く理解できるように思います。作詞家の想いが伝わってきます。最近では、娘のピアノ伴奏で私は目を閉じて歌います。仕事で忙しい娘ですが、娘もピアノは大好きです。時々私に付き合ってくれます。目を閉じて歌える曲を、もっともっと増やしていきたいと思っています。
 目を閉じて歌うのと同様に、目を閉じてピアノを弾くことにも挑戦したいと思っています。私の大好きな天才ピアニスト辻井信行さんは、目が見えないハンディを乗り越え素晴らしい演奏を届けてくれています。本当に偉人です。目が見えないというハンディが、違う目の才能を開花させてくれているように思います。彼の演奏は心に深く沁みこんできます。
 長年視力を頼りにしてきた私が、目を閉じてピアノを弾くというのは至難の技だと思いますが、まずはバイエル教則本から始めてみようと思います。

2019年4月12日金曜日

春の雪


 桜が開花し満開となり春爛漫と浮かれる気持ちも束の間、遠ざかった冬の足音が戻ってきました。満開の桜に雪が積もっています。その映像を見ていると、桜たちが凍えているように思えます。




一度暖かくなってからの寒の戻りはこたえます。体調も狂いそうです。イルカさんの「なごり雪」は、大好きな歌ですが、実際のなごり雪には体が縮こまります。冬から春への衣替えもできません。まだ真冬の服装をしている私は、買い物に出かけると薄着の人に出会い驚かされます。若いということは、寒さも暑さも体にこたえないのだと痛感します。それは若い証拠です。羨ましいことですが、自分も歩いてきた道です。シニアとなった今は、シニアらしく過ごそうと思います。

2019年4月11日木曜日

私の好きなテレビ番組(こころ旅)


 私の好きなテレビ番組の一つにBSで放送されている「日本縦断こころ旅」があります。よく見ている番組です。俳優の火野正平さんが自転車で回ります。視聴者から寄せられたこころの風景を訪ねる番組です。四月から2019年春の旅がスタートしました。先週は奈良県でした。そして今週は三重県です。


 思い出の場所&エピソード募集を知って、私は早速応募しました。残念なことに採用されませんでした。私の思い出の場所は、南伊勢市のさざら浦漁協と宿田曽小学校です。半世紀ほど前、音楽教室の講師として通った懐かしい場所です。自宅から近鉄電車で伊勢へ行き、そこからバスで一時間ほどかかるところに宿田曽小学校があります。三階の音楽室を借りてのレッスンです。眼下には太平洋が広がっています。海の大好きな私はいつも海に魅せられ、レッスンを終えたあと砂浜を歩きました。広がる海に自分の未来を重ね、まだ見ぬ人に想いを寄せる二十代の私でした。
 土曜日に宿田曽小学校で、日曜日にはさざら浦漁協でレッスンをしました。さざら浦へは五ヶ所浦でバスから連絡船に乗り換えます。30分ほどで到着します。季節によっては釣り人で賑わうルートです。漁業協同組合の建物の二階を借りてのレッスンです。港のそばに建つ建物から眺める海は、湾内の穏やかな海です。
 海の子どもたちのお父さんは、遠洋漁業に出ている漁師さんです。船が出港する時は、お祭りほどの賑わいです。たくさんの大漁旗をなびかせ、元気な音楽に送られての出港です。元気いっぱいの子どもたちとのレッスンは三年続きました。遠隔地教室ということで功労賞をもらいました。レッスンを終えて帰る私を、バスが見えなくなるまで、船が見えなくなるまで手を振って見送ってくれたかわいい子どもたちでした。小豆島を舞台にした「二十四の瞳」の大石先生になったような私でした。はるか遠くに過ぎ去った思い出です。

2019年4月10日水曜日

ニュース


 テレビでは毎日新しいニュースを伝えてくれます。昨日は紙幣の顔が変わるということを知りました。一万円紙幣は渋沢栄一(1840~1931)、五千円紙幣は津田梅子(1864~1929)、千円紙幣は北里柴三郎(1853~1931)に、2024年から代わります。新紙幣には最新の偽造防止技術が用いられるそうです。


一万円紙幣の新しい顔となる渋沢栄一は、日本の資本主義の父とされているそうです。五千円紙幣の新しい顔となる津田梅子は、津田塾大学の創始者で、女子の英語教育の指導に尽力したそうです。千円紙幣の新しい顔となる北里柴三郎は、日本の近代医学の父であり感染症予防や細菌学の発展に貢献したそうです。今まで名前や業績だけは知っていた人が、紙幣の顔となると一気に身近な人となる気がします。現在馴染みとなっている一万円紙幣の顔は福沢諭吉、五千円紙幣は樋口一葉、千円紙幣が野口英世ですが、女性の登場はまだまだ少ないと感じています。2000年に発行された二千円紙幣は、評判が悪くいつのまにか市場であまり見られなくなりました。私は物珍しくて何枚か大切に残しています。
一番好きな紙幣は、聖徳太子の一万円紙幣です。大きさも一番大きく、聖徳太子の立派な貫禄が感じられます。一枚を大切に保存しています。昨日のニュースでは過去の紙幣も登場しました。子どもの頃に馴染みだった百円紙幣や五百円紙幣を見て「そうそうあったあった」ととても懐かしく思いました。紙幣の顔は時代とともに変わり、政治家などから民間人、文化人へと変遷してきたと伝えています。昨日のニュースを見て日本の紙幣について少し勉強できました。

2019年4月9日火曜日

ふるさと花見


 京都で花見に出かけたあと三重へ移動しました。父が植えた「おじいさんの桜」も満開となりました。三重の家の前を流れている二級河川の両岸には、見事な桜並木が続いています。贅沢なことに自宅にいながら花見ができます。昨日の突然の雨と雷と強風で桜の花びらが散り始め、水面には花筏ができています。







自宅の近くには市民のための広場がいくつかあり、たくさんの桜が植えられ早四十年以上経っています。満開となった桜を見にたくさんの人が来られています。お花見の名所になっているようです。私たちも平成最後の桜の写真を撮るために、散歩を兼ねて出かけました。





自宅周辺の桜を見てから、松坂城へ行きました。桜まつりが催されています。夜のライトアップもされています。春休み最後の土日は大勢の花見客で賑わったことと思います。私たちが行ったのは平日の夕方だったので、花見客はちらほらでした。以前に比べて桜の木が少ないように感じました。昨年の台風で大きな木が何本も倒れています。






たくさんの満開の桜の下で、花見客が宴を盛り上げている光景が思い出されます。ふるさとを離れて何十年が過ぎ、お城に上るのは年に一度あるかないかです。お城から眺めるふるさとの街は、胸を熱くします。あんなことこんなこと、いろんなことが思い出されます。平成最後のお花見を、京都でふるさとで満喫することができました。

2019年4月8日月曜日

京都花見

 待ちに待ったお花見に出かけました。冬に戻ったような寒いお天気が続き、開花した桜も足踏み状態でした。京都四条河原町から東へ歩くと、八坂神社です。





八坂神社を通り抜けると円山公園です。満開寸前の見事な桜が公園に広がっています。たくさんの花見客で溢れています。桜の下では、ござが敷かれて宴たけなわです。年に一度のお花見です。陽気に、浮かれて、みんなの顔も幸せいっぱいです。



円山公園には、立派な祇園枝垂桜があります。桜守りの佐野藤右衛門さんが生まれた時に、おじいさんが植えられたそうです。祇園枝垂桜の位置からは、京都の街が見渡せます。平成最後のお花見ということで、たくさんの人が桜を愛でて、写真に収めています。たくさんの観光客は、国際的です。いろんな言語が飛び交っています。



 円山公園に続いて知恩院へと向かいました。大きな立派な山門は、見上げるほどの重厚な建築物です。山門から階段が続いていますが、ゆるやかな石段のほうをのぼりました。本堂は現在工事中です。境内には樹齢の高そうな桜があります。円山公園のような賑やかさはありませんが、しっとりしたお花見です。 





 知恩院から白川へ回りました。たくさんの桜がある名所です。たくさんの人が集まっています。賑やかなお花見です。小さいながらも白川の流れは美しく、川に沿って建つお店の窓ガラスに満開の桜が映り、みんなの目をひきます。感動の桜の姿です。 






 河原町通りから八坂神社、円山公園、知恩院、白川へと歩きましたが、京都へ来られる外国人の多さには驚いています。年々増え続けています。京都が魅力ある都市であり続けることを願います。例年より一週間から十日ほど遅れたお花見でしたが、春休み最後となる週末はお天気に恵まれて満開寸前の桜を満喫することができました。

2019年4月5日金曜日

待ち遠しい15日


 今月は偶数月、年金が入る15日はもうすぐです。二ヶ月分が偶数月に入るので、二ヶ月がとても長く感じられます。当事者になってこのシステムに不満が募っていますが、長きにわたる制度なのでどうしようもありません。国民年金だけの受給者は少額過ぎて非常に厳しい暮らしを余儀なくされています。すべての年金族は、年金だけでは苦しい生活です。副収入がある人もいますが、羨ましい限りです。
最大手のスーパーは、「20日30日5パーセントOFF」を展開しています。コマーシャルソングにもなっています。私もこの言葉を口にして、20日30日の買い物を楽しみにしています。土曜、日曜と重なると、現役世代のファミリーも加わり店内はてんやわんやです。平日の20日、30日は、シニアの買い物客で賑わいます。夫婦連れで協力しての買い物です。5パーセント引きですが、たった5パーセントと侮れません。ちりも積もれば山となるです。10月からは、消費税が10パーセントに上がります。年金族の健気な姿はいじらしいほどです。

2019年4月4日木曜日

カラスの知恵くらべ


 以前にもカラスのことをブログに書きましたが、先日マンションのベランダに干した洗濯物を取られそうになりました。カラスの姿を見た瞬間「あっ!」と思い、ベランダへ出て追い払おうとしました。カラスはすぐには飛び立ちません。こちらの動きを観察しています。ポアロも追い払おうとベランダに出ましたが、手摺に止まってまだ飛び立ちません。 


手摺を横移動して、お隣のハンガーを取ってお寺の本堂に上がりました。高い所から人間を見下ろしています。


しばらくしてカラスはハンガーを口にくわえて鴨川の方へ飛んで行きました。


束の間のことでしたが、ポアロはカラスの写真を撮り、「カラスに注意!」と書いたポスターを掲示板へ張りに行きました。


。少し気を緩めていました。春の巣作りが始まっていたのです。冬に戻ったような寒いお天気が続き、カラスの巣作りのことを忘れていました。  
タオルなどの軽い洗濯物は、軽々と持って行きます。今は、バスマットなどの重いものだけをベランダに干しています。太陽が出ているのに、洗濯物を室内に干すのはうっとうしい限りです。カラスに用心!用心!です。

2019年4月3日水曜日

春本番足踏み


 桜が開花して五分咲きで止まっています。冬に戻ったような寒いお天気が続いています。春本番となるのはいつなのでしょう。春本番が足踏み状態です。


 寒い中、散歩に出ると、大木となった枝垂れ桜が満開で、道行く人をひきつけています。京都東大路通りと二条通りの交差点にある日蓮宗本山妙伝寺の庭の枝垂れ桜は見事です。枝垂れ桜は、ソメイヨシノに先駆けて満開となります。先日天皇皇后両陛下が京都御所へ来られた折には、御苑内にある枝垂れ桜を見学されました。ニュースでその模様を見ましたが、あいにく私たちは三重にいる時でした。枝垂れ桜の優しいピンク色と枝振りは、ソメイヨシノとは違った魅力です。



桜というひとくくりの中には、いろんな種類があることに気づきます。帰り道では京都会館の横にも枝垂桜の大木があります。


家の近くの二条大橋のたもとのホテルにも枝垂桜があります。



2019年4月2日火曜日

高瀬川桜まつり


 先日の土曜、日曜に京都木屋町を流れる高瀬川の三条~四条間で高瀬川桜まつりが行われました。例年ならこの時期、満開となる桜は三分から五分咲きで、冬に戻ったような寒いお天気でした。それでもたくさんの人出がありました。外国からの観光客もたくさん歩いておられます。




学制創設以前の1869年に開校した立誠小学校の前には、桜まつりの舞台が設けられています。前を通りかかった時には、シニアのバンドが演奏中でした。私たちよりも一世代上の方々のようでした。懐かしいヒット曲、ニールセダカの「恋の片道切符」の歌付き演奏です。長年続けてこられたバンド演奏には感動します。



金魚すくいのコーナーもありましたが、寒くて人気は無いようでした。この寒さで桜の満開はもう少し先になります。