京都市上京区にある梨木神社は、京都御苑の東側に隣接しています。境内にある井戸水は、染井の水と呼ばれ京都三名水の一つです。ポアロが時々水をもらいに行っている馴染みの神社です。毎年9月に萩まつりが催されますが、今年はお出かけと重なり行けませんでした。先日買い物のついでに寄ってみました。萩の花はまだ咲いていました。ピンクや白の花がたくさんありました。約500株植えられているそうです。
萩の枝には、短歌が短冊に書かれてつるされています。京都らしい風流な行事です。そんな梨木神社ですが、時代の流れに乗って敷地内に分譲マンションが建ちました。数年前のことですが、たくさんの批判が寄せられました。「長い歴史を持つ梨木神社が、敷地を売却するとは何事か」京都御苑の隣に分譲マンションです。いろんな反対運動も起こりましたが、梨木神社の経営も大変なようで、反対を押し切りマンションは完成しました。鳥居がある参道に立つと、後ろにはマンションが迫っています。いくら時代とはいえ、少し場違いのように感じてしまいます。京都御苑のそばに暮らすというステータスは得られると思いますが、きっと居心地は悪いと思います。
先日は京都御所から天皇の高御座が、東京へと引っ越しました。来年の天皇即位の時に使われます。京都に時代の変化が刻々と起こっています。
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