2018年9月6日木曜日

自然災害(台風21号)


 9月4日火曜日台風21号が近畿地方へ襲来しました。徳島県南部へ上陸した台風は、2時に神戸付近に再上陸しました。台風の速度は速く、2時間ほどで日本海へと駆け抜けて行きました。私達は前日には食料を買い込み、この日は朝から台風の動きに注目し、テレビの台風情報にくぎ付けでした。テレビでは、早目の避難を勧めています。不要不急の外出は控えるようにと、伝えています。
コンクリート造のマンションは、外の音があまり聞こえてきません。それでも台風の接近による暴風雨の音は、換気口から伝わってきます。窓から見える外の状況も、2時間ほどはすごいものでした。木々は折れるほどに揺れ、葉が舞い上がり、豪雨は白い湯煙の様を呈しています。テレビでは各中継地点からライブの映像が流れます。台風が通り過ぎたあとには、その爪あとが刻々と報道されます。関西空港では8,000人ほどが孤立状態になりました。空港が浸水し道路も切断され、停電の中で多くの人が緊急事態に陥りました。大きなタンカーが台風の暴風で流され、空港を結ぶ橋に激突し大破し道路を切断したのです。
どこで何が起こるか、どんなことに巻き込まれるか誰にもわかりません。不運としかいいようがありません。西宮市に住んでいるポアロの友人は、台風の被害を受けました。以前私も寄せてもらったことがありますが、芦屋浜に近く、風光明媚な環境でした。停電が23時間ほど続き、ライフラインが混乱を起こしました。水道・ガスがあっても、停電によりストップとなります。単純だった昔に比べ、便利になった分だけ複雑化し、停電が起こると機能しなくなるのです。電気に頼っている生活を思い知りました。科学技術の進歩発展の恩恵を受けている現代人には、当たり前になっている生活が根元から壊れるのです。昔の暮らしに学ぶことも大切だと、痛感します。
 台風の被害状況が、刻々と伝わってきます。京都では、西本願寺や平野神社で、社殿の一部が倒壊しました。嵐山の渡月橋では、欄干が倒れました。家の近くの本能寺では、建て替え中の工事現場の塀が吹き飛ばされました。ビルの看板や壁やタイルも、剥ぎ落とされています。

仮囲いが倒れて工事現場が丸見えに


「不要不急の外出は控えるように」と、テレビでしつこいほどに言っていたのも納得できます。台風の暴風雨により、どこから何が飛んでくるかわかりません。大ケガをしてひょっとしたら死に至ることにつながるかもしれません。自然災害をなめてはいけません。今回の台風で、反省しました。緊急事態に備えての準備をしようと思います。

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