「健気(けなげ)」とは、「弱いものが、困難にも負けずに、勇気を出してがんばるようす」と辞書にあります。雑草は、人に嫌われながらもいつも逞しく生きています。踏みつけられても、刈られても、切られても、へこたれることはありません。いつも雑草のようでありたいと思っています。彼岸花も、毎年お彼岸に開花します。その姿は健気です。見返りを求めることなく、誰かを一途に想うことも健気です。「健気」この言葉には、日本的な魅力を感じます。あからさまに自己表現するのではなく、心の内に秘めた想いや芯の強さを大切に持ち続けて生きています。陰影礼賛にどこか通じるものを感じます。才能に恵まれた天才や、偉人と呼ばれる人も、どこかに健気さを秘めていたのかもしれません。自分自身が自分自身を早々に見限ることは、健気の対極です。一生をかけて飽くなき挑戦をする人も、健気です。呪文のように「健気、健気、健気」と言いながら毎日を過ごしたいと思っています。
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