2015年4月19日日曜日

ご近所のこと(4)「京都市役所」

 京都市役所本庁舎は1927年(昭和2年)の竣工で、政令指定都市の市役所では一番古くからあるものです。歴史を感じる建物と落ち着いた雰囲気の中には風格が漂っています。



搭屋のカリヨンが時報を告げます

桜が散って欅の新芽が出てきました

 南側には御池通りに面して市役所前広場があり、市民に愛され利用されています。子供達の遊び場でもあり、町の中心地にありながらベンチに座りホッと息つく時を持てる場所として、癒やしの空間になっています。

休みの日は子供たちの遊び場

東の隅には子供のスペース

近辺の子供たちの自転車の練習場です

西の隅ではフラダンス

街歩きの休憩所

ひそやかに季節の野草

市役所前広場ではいろんなイベントが催されます。昨日からは「京都国際写真祭」が始まりました。あちこちに会場が設けられ、その一つが市役所前広場にも作られました。一週間ほど前から何か面白そうなものが建ち始めたのですが、それが国際写真祭の会場の一つだったとは知りませんでした。

国際写真祭の仮設展示場

今迄にもいろんな催しが行われています。以前ブログに書きましたが「京都でフィレンツェ」といったイタリア料理のフェスティバルや「京都まつり」「京都よさこいまつり」「スクールバンドフェスティバル」「警察音楽隊コンサート」など、また他にも野菜・魚など食べ物の市や、アートの紹介販売もあります。定期的に「フリーマーケット」が開かれ、結構多くの人で賑わいます。市庁舎の前にたくさんの人が集まり、あるいは国際的にも開かれている広場は、外国によく見られる広場のようです。


2003年の京都まつり〈舞台上は尾崎亜美さん)

今年の桜まつり

昨年10月の京都映画祭

 十五年前、私達が京都に住み始めて迎えた最初の大晦日は、二十一世紀へ突入するという特別な大晦日でした。市役所前広場では大イベントが催されました。鞍馬の火祭りや広河原の松上げを初めて見た私達は、その壮大さと雄大さに感動し、新しい世紀を迎えることに気が引き締まったことを思い出します。

2015年4月18日土曜日

ご近所のこと(3)「島津さん」

 今日4月18日は「発明の日」です。1954年(昭和29年)に制定された記念日とのことです。発明の日を含む月曜日から日曜日が「科学技術週間」で、これにちなんで家の近くの島津創業記念資料館が今日と明日の二日間無料公開されています。私達は何年か前にも行っていますが、久しぶりに行ってきました。館内は以前とは違いずい分リニューアルされていました。住まいの部分も再現され、展示も充実しています。以前に行ったレオナルド・ダ・ヴィンチ博物館のようでした。






  今では日本を代表する科学メーカーである島津製作所は、1875年(明治8年)初代島津源蔵が京都木屋町二条で創業しました。理化学器械を製作しました。長男である二代目島津源蔵は、日本のエジソンと呼ばれる発明家で、理化学器械の製造で始まった島津製作所を大きく発展させた実業家でもあるのです。1896年(明治29年)にX線写真の撮影に成功し、1909年(明治42年)わが国初の医療用X線装置を完成させます。1911年(明治44年)には雑誌「サイエンス」を創刊し、1930年(昭和5年)日本の十大発明家の一人に選ばれました。1903年(明治36年)に河原町工場を河原町二条に新築し、1919年(大正8年)には西大路三条に三条工場を開設します。三条工場は現在も現役で世界へ発信し続けています。GSバッテリー、大日本塗料も島津源蔵がつくった会社です。河原町工場は建物をそのまま利用して、数年前からレストランと結婚式場として活用されています。以前食事をしたことがありますが、建物の中は、明治時代の面影が色濃く残っています。


二代目の本社も有形文化財に登録されています


レストランはフレンチです



 1975年(昭和50年)に創業100周年を迎え、島津創業記念資料館が開設されました。2002年(平成14年)には、社員の田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞されました。この大きなニュースは記憶されている方も多いと思います。
 二代目島津源蔵は「努力と信念の人」と称されており、記念資料館の中には「処世の要道 三十ヶ条」が掲げられています。家庭と仕事を重んじ、この二つを人生の要とし、自らもごく平凡なことを人一倍熱心に守り、事務所や工場に掲げて、若手従業員から幹部に至るまで等しく厳格に教育したそうです。源蔵自身が発明にかけた人生の中で、徹底して実践することにより培われたこれらのことは、現在も多くの人の共感を得ています。
 どこにも郷土の偉人が存在しますが、日本の偉人として私は、二代目島津源蔵に大きな魅力を感じます。京都では、尊敬の気持ちを込めて島津製作所のことを「島津さん」と呼んでいます。


2015年4月17日金曜日

ご近所のこと(2) 「おこしやす」

 私の家の近くには、修学旅行生がよく利用する旅館がたくさんあります。旅館の玄関前には「おこしやす」「歓迎○○中学校様」と書かれた迎えの看板が掲げられています。今まさに修学旅行シーズンで、旅館から少し離れた道幅の広い道路に、観光バスが何台も停車し、たくさんの修学旅行生が降りてきます。旅館の人が何人か、法被を着た番頭さんらしき人も、迎えに出ています。

本能寺併設の旅館

おこしやす

大通りでバスが待機

木戸孝允旧宅跡の旅館「石長」

遠くから「おこしやす」


  そして昔は見られなかった新しい現象が、何年前からか起きています。翌朝、旅館の前にはタクシーがずらりと並び、タクシーを利用しての自由行動が始まります。タクシーに定員いっぱいで乗り込み出発です。朝から夕方まで、各グループが計画した方向へ出かけます。京都の名所ではタクシーの運転手さんが子供達を案内・ガイドしている場面によく出会います。特に清水寺や新京極、寺町通りは人気があるようです。従来の修学旅行では、数時間の自由行動が計画されていて、場所も狭い範囲に規制し、先生方は、何事もなく自由行動が終わるのをハラハラして見守っておられたことと思います。そのことを考えれば、タクシーの運転手さんにすべてを任せるというのは、学校側にとってもよい方策だと思います。子供達も修学旅行先で、先生とは違う大人の人と出会い、接するということは、よい経験になるでしょう。おそらく二泊三日の修学旅行だと思いますが、最終日の朝には、旅館の人が数人出て子供達を見送ります。観光バスが見えなくなるまで手を振り続けておられます。それにこたえてバスの中から子供達も手を振っています。

 修学旅行という短い時間の中での人と人との出会いは、貴重な一期一会です。京都へ来る修学旅行生達に出会うたび、私の頭には「修学旅行」の歌が浮かび、いくつもの修学旅行が思い出されます。

2015年4月16日木曜日

700回達成

 私のブログが700回を突破しました。毎日の小さな一つが積み重なって700回となりました。ここまで書き続けてこられたことに我ながら驚いています。読んで下さっている皆様本当にありがとうございます。


 一昨日驚いたことがありました。ロシアでの読者の数が1日で20人以上とネットに表示されているのには非常に驚きました。世界の国で読んでもらっているとは嬉しい限りです。数年前には想像できなかったことです。世界がネットで結ばれ、名も無き一ブロガーおばさんのブログに目をとめて下さる人がいることに感謝です。外国での読者数は、フランスとアメリカで常客になって頂いている方が多いようで高い数字です。


人気のあったページは下のようになっています。


ページの下の方にコメントや評価(おもしろい)の欄があります。ご意見、感想、質問ございましたら記入ください。また、おもしろかったらリアクション欄にチェックしてください。




 読者数に励まされてここまできました。これからもコツコツ書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。

2015年4月15日水曜日

「半世紀をこえて」

半世紀をこえての友との再会
中学時代仲良かった友三人が集う
つもる話は山のよう

子供の頃に共に遊んだ日々
無邪気に遊び
無邪気に駆け回り
無邪気にとびはね
懐かしい
幼い顔の私達
懐かしい
あどけない顔の私達

中学時代共に学び
中学時代共に遊び
中学時代共に悩み
懐かしい
思春期の私達

それぞれの道に分かれ
それぞれの道を歩む

子供が生まれ母となり
孫が生まれおばあちゃんと呼ばれ

今は元気はつらつおばあさん
夫は仕事を離れ
二人きりのシニアライフ

いろんな趣味に生きがいを持ち
あちこちへの旅を楽しむ

半世紀をこえての友との再会
つもる話は山のよう

シニアライフの宝物
それは友達
いつでも会えるという幸せ

故郷で集う喜び
これからずっとずっと続く友との交流

これからずっとずっと続く再会を願って

2015年4月14日火曜日

徒然に想ううた(俳句三句)





舞い上がる 
              
         桜吹雪の 舞い扇




舞い落ちる 

         桜吹雪に 音もなく




さくら花 

       水面に浮かぶ 華のあと


2015年4月13日月曜日

ご近所のこと(1)

 私達は、京都市役所の近くに住んで十五年が過ぎました。少し歩けば歴史的な建物や史蹟に出会うことができます。
 市役所の東側に有名な大きなホテルがあります。創業127年の長い歴史を持ったホテルです。経営者は時代とともに変わっていますが、現在の建物は20周年を迎えました。その敷地は長州藩邸跡です。そのホテルの前に桂小五郎の像があります。


  桂小五郎は明治維新後は木戸孝允(きどたかよし)と名乗り、西郷隆盛、大久保利通と並んで「維新の三傑」と言われています。近くには木戸邸跡もあります。芸妓幾松(維新後結婚し松子夫人となる)と暮らした寓居跡もあります。
 ホテルの前には、建物に沿って椿が植えられており、今ちょうど満開となりました。茂る緑の葉の中に赤い花が映えています。






 散策しながら、歴史に触れ歴史を感じ思いを馳せるのは楽しいことです。追い追いに紹介したいと思います。

2015年4月12日日曜日

京都桜情報(3)



 今年の桜もいよいよ終盤となりました。今回は、枝垂れ桜で有名な「半木の道(なからぎのみち)」へ出かけました。「サザンオールスターズ」の最新アルバムに収録されているドラマ「流星ワゴン」(TBS系)の主題歌の歌詞のモデルとなっているということでも話題になっています。

北山通り側の石碑

  「半木の道」は、京都府立植物園に沿った鴨川の堤で、北大路通りから北山通りへの道です。ちょうど枝垂れ桜は満開で、美しい姿を見せてくれています。この日は、鴨川茶店と銘打って、たくさんのお店が出ていました。「美しい鴨川を子供たちに伝えていこう」というスローガンを掲げ、地域、行政、警察など力を合わせての実行委員会が主体となっています。昭和48年4月から始まり、毎年続けられているとのことです。私達が結婚した時からずっと催されていることを知って、不思議なごえんを感じました。お茶席も用意されていて、琴の演奏もありました。警察音楽隊の演奏もありました。枝垂れ桜がたくさん植えられていて、枝垂れ桜の並木道が続いています。桜の種類も本当にたくさんありますが、「半木の道」の枝垂れ桜は小ぶりで愛らしい感じです。鴨川に浮かぶいろんな鳥を見ながら、「半木の道」の枝垂れ桜を満喫しました。

簾のような枝垂桜


結婚式の記念撮影


後ろは植物園

小学生が御点前


カモが逆立ちで食事中


飛び石の橋も人気です

対岸からパチリ

警察の音楽隊


2015年4月11日土曜日

皇太子さまとの遭遇

 今日の午後、自転車で買い物に出かけた時のことです。河原町今出川の交差点を通りかかった時、たくさんのパトカーや白バイ、警察官がいます。はてこれはどなたか要人が来られるのだと思い、私服刑事が横断歩道に立っておられたので尋ねました。「皇太子さまが来られます」とのことで、時間と行き先を教えてもらい、私達は京都御苑へ向かいました。広い京都御苑のあちこちに警察官が立っています。皇太子さまが到着される場所をめがけて急いで行きました。たまたまそのことを知った人達が集まっています。警察の人が、日の丸の旗を配っているので、私達ももらいました。空では先ほどからヘリコプターが飛んでいます。3分前に先導車が通り、1分前にまた一台が通り、いよいよ皇太子さまの到着です。白バイが先に通り、黒塗りの二台目の旗がついた車が皇太子さまの乗られた車です。皇太子さまは窓を開けて手を振っておられます。私達も日の丸の旗を一生懸命振りました。

1分前の先導者

いよいよ登場 2台目が御車

目の前に来ました

窓を開けてにこやかに手を振っておられます

警察が旗を配っていました
  一旦宮内庁事務所に入り、そのあと10分ほどして、京都御所の前にある「御所御車返し」という名の桜を見に車に乗って来られました。ちょうど満開の「御所御車返し」の前で、車から降りられて、桜の説明を聞かれました。私達の目の前、30メートルほどのところに皇太子さまがおられます。にこやかに手を振っておられます。


「御所御車返し」の桜

目の前で車から

いつものポーズで

係りの方から説明を受けられて

ご自分のカメラを取り出して、パチリ!



京都御所の中へ



居合わせたフィリピンの人たちも大喜び!


ずいぶん前のことですが、名古屋駅で天皇皇后両陛下に偶然お会いしましたが、皇太子さまにお目にかかるのは初めてのことです。テレビで拝見する通りのにこやかな笑顔と穏やかなお人柄が伝わってきます。今日の経験は貴重なことで、興奮しました。感動しました。「御所御車返し」の桜を御覧になられた皇太子さまは、車に乗られ京都御所へと入っていかれました。今夜は大宮御所に宿泊されるとのことです。今日の京都は気温15度ほどで花冷えのお天気でしたが、昨日の雨は上がり青空が見え隠れしまずまずでした。夕方のでニュースで知ったのですが、皇太子さまは医学会総会に出席するために京都へ来られたのでした。