コロナ禍で巣籠りが続く中、大河内城(おかわち城)へ出かけました。家から車で30分ほどのところにあります。国道166号線から少し入りますが、案内が出ているのですぐわかります。国道166号線は奈良県吉野へ続く道です。昔の和歌山街道です。国道は何度も通っていますが、大河内城を訪れるのは初めてです。
国道際に村の公民館があり、そこの駐車場へ車を停めて歩きます。ゆるやかな坂道を上ると二の丸です。小さな鳥居が建ち小さな神社がありました。ちょうど桜が咲く頃だったので、周りには見頃の桜がきれいでした。二の丸から山道を上っていくと、本丸跡がありました。大河内城は川に挟まれた小山に立地し、自然の要塞になっています。
信勝は北畠の当主となり戦国の世を生き抜きのちに織田に姓を戻し、徳川家康から認められ大名となりました。子孫は2年前に偶然訪れた山形県天童の大名となり幕末を迎えています。今まで知らなかったふるさとに残る小さな大河内城の歴史に、感動です。
(まるこ記)