2016年9月1日木曜日

プチ旅(真田丸-大阪レトロタウンへ)

 娘のパートナーであるフランス人が、ポアロ(夫)の故郷大阪を案内してほしいとのことで、猛暑の中、四人で車で出かけました。始めに懐かしい幼稚園、小学校、中学校、遊び場だった神社を回りました。大阪府の東に位置する故郷は、下町で中小企業が多く、ノーベル賞で有名な江崎玲於奈さん、山中教授の故郷でもあります。ポアロが故郷を離れ43年、町は高齢化の波でレトロタウンになりつつあります。フランス人の彼は、なぜか昭和レトロが好きで、寂れた町と聞くと行きたくなるのです。昔はいっぱいあった銭湯も時代とともに減少しましたが、ポアロが生まれた時からある銭湯が現役で営業されているのには驚きました。駅前の商店街は、今もそれなりにお客さんが集まるようです。その商店街にある回転寿司発祥の元祖回転寿司「元禄寿司」で昼食をとり、故郷をあとにしました。



   ポアロの出身高校はNHK大河ドラマ「真田丸」のゆかりの地、天王寺区の真田山公園の近くなので真田丸跡地を目指しました。彼は漫画(フランスではバンドデシネ)のシナリオライターで、日本の戦国時代に興味があります。たくさんの武将の中で、伊達政宗が大好きで、現在その関連の作品を執筆中です。真田幸村は大阪夏の陣で伊達政宗と激突しています。ということで、今回は、真田幸村にゆかりの寺や神社を訪れることになりました。大河ドラマの影響は大きく、大阪の町を走っているとあちこちで六文銭の旗やのぼりを目にします。大阪は幸村フィーバーです。最初に訪れたのは、心眼時です。小さなお寺ですが、たくさんの幸村のファンが来ていました。夏休みなので子供づれの家族が多かったです。心眼時は、大坂冬の陣で幸村が築いた大坂城の出城・真田丸跡地といわれています。元和8年(1622)幸村とその息子大助の冥福を祈るために創建された堂舎です。






次にその近くにある三光神社へお参りしました。真田山という丘にあり、この地域一帯には大坂城の出城真田丸がありました。現在は真田山公園になっています。立派な幸村公の像がありました。大坂城へと続く抜穴跡があり、すごいことができたのだと驚きました。六文銭の絵馬やお守りなどがあったり、秋には真田祭りがおこなわれます。






 真田山公園があるところは、上町台地と呼ばれ、地盤が固いことで有名です。そのすぐ隣にポアロの母校である高校があり、ポアロは久しぶりの訪問でした。
その後四天王寺へ行きました。大阪市天王寺区にあり、聖徳太子建立七大寺の一つとされています。お盆を前に猛暑の中たくさんの人がお参りに来られていて、すごい人でした。本堂や五重の塔へお参りしました。面白いことに気づいたのですが、蘇我馬子の飛鳥寺と並び、日本における本格的な仏教寺院としては最古のものとされる四天王寺のそばに、西日本一の高さのハルカスが建っています。長い歴史の本堂や五重塔の写真を撮ると、横にハルカスが映るのです。面白い構図に感心しました。








四天王寺の近くには、真田幸村終焉の地があり、安居神社に祀られています。都会の中にあり大木となった木々に囲まれ、少し小高い山にあります。大阪にある真田幸村の足跡を辿り、これから佳境に入る大河ドラマが楽しみです。



それから大阪南の繁華街通天閣と道頓堀へ行きました。アジアからの観光客がたくさん来られていてとても賑やかでした。ポアロの故郷案内という今回のプチ旅は、日帰りですがいろんなところへ行けて、フランス人の彼はとても喜んでくれました。












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