厳しい寒さが続いていますが、ひさしぶりに日が差したので、午後のひとときを鴨川散歩に出かけました。春夏秋にはたくさんの人でにぎわう鴨川も、冬は少し人影が少なくなっています。北の山には先日来の雪が残っています。それでも太陽が出ている時は、ひとときの日向ぼっこです。赤ちゃんづれや犬の姿があります。
水辺には黒い川鵜と白鷺、都鳥や鴨の家族がいます。
冬枯れのように見える木々たちも、寒さの中に凛とした姿を見せています。その中のセンダンがひときわ大きく目をひきました。足元にはたくさんの実が落ちています。銀杏によく似ています。そこへ鳩が集まって実をついばんでいます。
「センダンは双葉より芳し」ということわざがあります。大成する人は、幼いころから人並み外れた才能や素質を現すものだというたとえですが、栴檀(センダン)はビャクダンの異称で、ビャクダンは芽生えたころから芳香を放つことからだそうです。
鴨川にはイチョウの大木もあり、上の方ではトンビかタカと思われる大きな鳥が、まるで高みの見物をしているようでした。
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