2014年2月6日木曜日

新しい命


 私の姪二人に、最近初めての子が誕生しました。二人共四十歳を過ぎてからの第一子誕生です。女性の社会進出が進み、晩婚化、少子化になっている日本の現状です。そんな中での妊娠、出産に挑んだ姪達に拍手喝采です。高齢出産ですが、ぎりぎりまで、できることなら自然分娩でと言う医師の指導の下、予定日まであと少し、順調に辿り着きました。胎児も順調に育っています。3キロになっています。ところが、予定日を目前に控えた日の夕方、姪は突然破水し、入院しました。陣痛が始まったものの、弱くてなかなか強くなりません。少しずつは強くなりましたが、破水から二日以上経つと胎児に影響を及ぼすとのことで、急きょ帝王切開することになりました。手術室へ入って一時間半ほどで、無事赤ちゃんは誕生しました。下半身麻酔なので、母子対面は、何の問題もありませんでした。新しい命の誕生に、胸が熱くなりました。

 新生児室を覗くと、四人の赤ちゃんがいました。男の子、女の子の波があるのでしょうか、みんな男の子でした。顔の表情は豊かで、かわいくて面白くて、つい見とれてしまいます。母親の胎内にいる時は、母と子は一心同体です。そして母体から外へ生まれ出た瞬間から、母と子は二つの人格になります。遺伝子やDNAは、親から子へ受け継がれますが、人格は二人の人間に分かれると思います。新生児は、どんな星の下に生まれたのでしょう。その星に違いはありますが、純白の赤ちゃん達です。父親、母親、祖父母など、養育する者には、大きな責任があります。どんな色にも染めることができるからです。特に幼い間は、愛情をふりそそいでほしいと思います。今生まれた赤ちゃんが、十年先には、小学四年生になります。口も達者になり憎まれ口もきくでしょう。それも成長の過程です。生まれたばかりの赤ちゃん達を見て、この子達に、明るい未来、幸多き将来が待っていることを、切に願い祈りました。

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