先日テレビで仔馬が誕生するその瞬間を、偶然見ました。母馬は誰の助けも借りずに、一人で産みました。薄い膜に被われた仔馬の頭と前足が顔を出し、そのあと勢いつけて、仔馬は母馬の胎内から生まれ出ました。母馬は薄い膜を口で取り除きながら食べ、仔馬の体を優しくなめます。仔馬は自分の足で立とうとしてはこけ、それを何度も繰り返し、5~6回ほどしてからやっと立つことができました。生まれ出てほどなく、よろつきながらも自分の足で立つ仔馬の姿に感動しました。そのあと母馬の体の下に顔をつっこみ、おっぱいを探します。母馬は、自分の顔で仔馬を優しく誘導します。
広い牧場にはたくさんの馬がいます。仔馬もいます。新参の仔馬の周りに、他の馬が集まってきます。温かく仔馬を仲間に迎えてくれるあいさつです。そして仔馬は母馬のあとをついて、歩いたり走ったりするのです。
動物の本来持っている自然の姿に感動しました。ところで父馬はどこにいるのでしょう。自分の子が生まれたことを知っているのか、わかっているのか、それともわからないのか。母という偉大な母性は、父性に比べて比べようもないほど、神々しいものだと感じました。人間はたくさんの人の助けを借りて、次世代の命の誕生に辿り着きます。改めて感謝感謝です。
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