2013年9月29日日曜日

「こころ」


わたしの名前は こころ

いつでもどんな時でも わたしはみんなの体の中にいるの

 

おじいさんおばあさんの 体の中にも

おとうさんおかあさんの 体の中にも

おにいさんおねえさんの 体の中にも

おとうといもうとの 体の中にも

町にすんでいるみんなの 体の中にも

村にすんでいるみんなの 体の中にも

ネコのタマの 体の中にも

イヌのコロの 体の中にも

 

そして もちろん きみの 体の中にも

でも わたしの姿は 誰にも見えないの

 

わたしの体は まるで空に届きそうに 大きく大きくなったりするの

そうかと思うと まるで踏まれてしまったように 小さく小さくぺっちゃんこにもなるの

 

どんな体をしているのって?

不思議でしょう

 

わたしの体は風船みたいなの

風船は一生けん命ふくらませたら どんどん大きくなるね

ふくらませようとしなかったら いつまでもぺっちゃんこだよね

 

君がおともだちと楽しく遊んでいる時

わたしは大きく大きくふくらんでいくの

 

君がおともだちとけんかした時

わたしは小さく小さくぺっちゃんこになるの

 

君がおかあさんの手伝いをしてほめられた時

わたしは大きく大きくふくらむの

 

君がいたずらをしておとうさんに叱られた時

わたしは小さく小さくぺっちゃんこになるの

 

君がうそをついて誰かを悲しませた時

わたしはちくちく痛くなるの

 

わたしがいつでもどんな時でも 君の体の中にいること わかってきたかな

 

君がにこにこ笑ってピョンピョン飛んでいる時

わたしは風船のように 大きく大きくふくらんでいるの

 

君が悲しくて泣きそうな時

わたしは小さく小さくぺっちゃんこになっているの

 

君が涙をこぼして泣いている時

わたしは小さく小さくぺっちゃんこになっているの

 

わたしがいつも君と一緒にいること覚えていてね

空を飛べる大きな大きな風船をふくらませてね

一緒に空を飛ぼうね!

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