2024年5月21日火曜日

大阪一泊旅(4)

  地下鉄御堂筋線に乗り、心斎橋から梅田へ移動しました。たくさんの人で、溢れかえっています。人の波にのまれそうです。梅田には大手の百貨店が四つも集まっています。それぞれが、地下で地上で、繋がっています。阪急デパートと阪神デパートは、新しくなり、デパートの上に、超高層オフィスビルが建っています。 

阪急デパートの上には超高層のオフィスビル

阪神デパートの上にもオフィスビル

JRの北側にはヨドバシカメラとビル群

JR大阪駅には大屋根

阪急デパートと、阪神デパートの、地下食料品売り場を通りました。阪急デパート下の動く歩道が、今も健在です。五十年ほど前にできました。当時日本では珍しく、よく話題にあがりました。人の歩く速さと、歩道が動く速さと、計2倍の速さで移動できます。当時三重の田舎から出てきた私は、驚くと同時に感動しました。毎日の通学で利用した、動く歩道に再会して、若かりし頃を懐かしく思い出しました。

 今回の大阪一泊旅は、古いものと新しいものを再確認した旅でした。京都からは、京阪電車に乗ったので、帰りは阪急電車で帰ることにしました。若いときに三重から、近鉄、JR,阪急、を乗り継いで通った遠い道のりが、走馬灯のようによみがえりました。いろんな思い出とともに、きらきら輝く青春時代が胸を熱くしました。

2024年5月20日月曜日

大阪一泊旅(3)

 大阪ミナミの繁華街の真ん中で、一泊した私たちは、大阪の北に位置する梅田を目指しました。千日前や道頓堀で写真を撮り、宗右衛門町を通り抜けて、御堂筋を歩きます。御堂筋は、大阪万博に向けて歩道拡幅工事中でした。私の記憶にある御堂筋は、歌とともにあります。「雨の御堂筋」「たそがれの御堂筋」は、大ヒットしました。今でも口ずさんでいます。





 古く歴史ある三津寺は、「みってらさん」と呼ばれています。本堂は築200年を超えています。都会にあるお寺の将来を見据えて、お寺とホテルが一体化しています。お寺を包み込むように、ホテルが建てられました。上を見上げれば、どーんとホテルが建っているのです。こういう建築もあるということに、驚きました。

三津寺さん



 心斎橋は、懐かしい場所です。奈良に住んでいた頃は、幼い子供を連れて心斎橋へよく出かけました。老舗百貨店大丸が、隣のそごうと一つになって、大丸として再出発しました。二つの建物は各階でつながり、広々空間で、せせこましさはありません。気持ちのいい空間です。創業昭和九年の丸福珈琲店で、ひと休みしました。

左が元そごう、右が大丸です。大丸は元の外観を残しています


側道を歩道にする工事中

 ひと休みしてから、地下鉄御堂筋線に乗り、心斎橋から本町、淀屋橋を過ぎ梅田へ移動しました。

2024年5月18日土曜日

大阪一泊旅(2)

 黒門市場を通って、大阪ミナミの中心地へ出ました。百貨店高島屋の前は、車両通行止めで、広場となっています。車がひしめき合って走っていた幹線道路が、生まれ変わったようです。広場には、テーブルやイスが置かれていて、誰でも自由に使えます。日本では、珍しい光景です。 


ヨーロッパを思い出します。百貨店高島屋の7階に上がり、遅い昼食を食べました。見晴らしの良い席で、周囲の眺めを満喫しました。

 食事のあとは、ミナミの繁華街を歩きました。泊まるホテルは、この繁華街にあります。繁華街を歩く人も、ホテルの宿泊客も、ほとんどが外国の人です。アジアの人たちが多いように思いました。夕食は、繁華街で食べました。豚まんで有名な、551蓬莱本店で食べました。

下の写真は道具屋筋商店街のお店です。飲食にかかわるお店の備品は何でもそろうようです。外国の人たちも興味深く見ておられます。暖簾や陶器を買っていかれるそうです。




2024年5月17日金曜日

大阪一泊旅

  大阪一泊旅は、ポアロの父方の菩提寺にお参りすることから始まりました。お会いしたことのないご先祖さまの方々です。命のリレーが、脈々とバトンタッチされていることに、深い感動をおぼえます。感謝の気持ちが沸き起こります。墓前で手を合わすと、心が落ち着き、ご先祖さまに見守られていることを感じます。 

 

 お墓参りを済ませて、次の目的地へと向かいました。かの有名な黒門市場です。大阪人のポアロは、今までに何度か来ています。三重県出身の私は、名前だけは知っていましたが、一度も来たことはありません。数年前から外国人旅行者に人気が出て、大阪を訪れた外国人は、必ず立ち寄るそうです。


 

黒門市場に近づくと、たくさんの外国人で、あふれています。小さな子供をつれた家族、若いカップルからシニアのカップル、グループの観光客、など、久しぶりに見る、外国人の集まりです。今流行りの食べ歩きをしています。両側にお店が立ち並び、店頭でも食べることができます。いろんなお店が並んでいますが、本来はプロが買いに来る魚屋さんが集まっていたそうです。

2024年5月16日木曜日

眠れぬ夜に

 ずいぶんご無沙汰してしまいました。前回のブログから、早一ヶ月が過ぎようとしています。書きたいことはたくさんあるのに、パソコンの前にじっくり座ることができませんでした。なぜなのか自分でもよくわかりませんが、後期高齢者になって以降、考えることが多くなり、頭でっかちになった気がします。肉体労働をするわけでもなく、心身のバランスが悪いように思います。

 病院通いが増えました。内科、歯科、に加え、眼科、耳鼻科が増えました。病院と縁が遠かった私ですが、今はどっぷり医療の中に身を置いています。

 振り返りが増えました。大阪出身のポアロと、大阪で学んだ私は、ついつい若かりし頃の大阪の話題に花が咲きます。先日は、大阪一泊旅に出かけました。京都から大阪へは、十分日帰りできるのですが、一泊して夜の大阪も楽しみたいと思ったからです。まず始めにポアロの父方の菩提寺にお参りしました。天王寺区夕陽ケ丘の下寺町にあります。たくさんのお寺が続く下寺町です。夕陽ケ丘は高台にあるので、見晴らしがよく、大木となった木々もたくさんあります。都会の真ん中ということを、忘れさせてくれます。この上町台地から西向きに5つの坂道がありますが今回は口縄坂を下りていきました。

 両側がお寺で階段の坂です、その下にお寺が並んでいます。最近では、墓じまいに関する話題もよく耳にしますが、ご先祖さまの方たちが、眠っておられる家のルーツ、すなわちお墓がその地にあるということは、心が落ち着きます。大阪の南から、ほぼ真ん中、そして北へと、歩きました。