私の好きな言葉の中に「一病息災」があります。「無病息災」は、神社や寺などへお参りした時に多くの人が祈願することですが、これを最大の望みとして、一つ手前の「一病息災」で満足する方がよいように思います。完璧を望まないこと、完全を望まないこと「一病息災」に感謝する心を持つ方が、人間を成長させるような気がします。人の心の痛みがわかる人間になるためには、自分の欠点、短所を理解している方がよいと思います。「一病息災」であれば、なおいっそう人への思いやりやいたわりが持てるのではないでしょうか。
若い時から今迄、私はがむしゃらに突っ走ってきました。健康にも恵まれ、大病もせず、それが当たり前のように突っ走ってきました。しかし体は正直に年齢を表わします。そして愚かにもその時まで何も気付かずに突っ走ってきました。人間が年を重ねて行くことは大変なことだと思います。「一病息災」どころか「五病息災」になることもあるかもしれませんが、こんなものだと受け入れて感謝して過ごしたいと思います。
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