今故郷に身を置いて故郷の風景について書いていると、自分にとって城の存在も大きいということを感じます。四半世紀も毎日眺め、城のそばで暮らしてきたことが、城との絆を強め、城が遠い存在ではなくとても身近なものに感じます。そして私は城というものが大好きになりました。
あちこちへ旅行する時は、必ず城を訪ねます。城の歴史はさまざまですが、過去の栄光をしょって今へ、そして未来へ、これからもずっとずっと姿を残していくことでしょう。栄枯盛衰ということばが頭に浮かんできます。人の一生も、長く続いている家というものも、決して平坦ばかりではありません。子供の頃にヒット曲としてよく耳にした歌謡曲「古城」を口ずさむと、栄華と病葉がじんと胸に伝わってきます。その時代を生きた人々のこと、人と共に生きた城の歴史に想いを馳せてしまいます。城の存在がとても偉大に思
えます。
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