三重県鳥羽市から伊勢湾フェリーに乗り、60分で愛知県伊良湖に到着しました。フェリーを利用した車も人もわずかでした。驚きました。ターミナルにはたくさんの鉢植えのハイビスカスが並べられ、私達を迎えてくれます。南国へ来た印象です。
伊良湖へ到着したのは、お昼前だったので、まず始めに昼食をということで、魚市場にある「いちば食堂」へ行きました。かわいい食堂で、ちょうどお昼ということで、満席でした。私たちはお刺身定食をいただきました。とれたばかりの魚です。ぷりぷり感があり新鮮そのものでした。感動しました。
隣にある市場では、ちょうど「せり」が始まりました。私たちは、折角なので、せりを見学することにしました。魚の名前は、ほとんど知りませんが、たくさんの種類の魚がせりにかけられて、大きな元気な声がとびかっていました。
昼食のあとターミナルに戻り、少し休憩をしました。ソフトクリーム、アイスコーヒー、アイスティーでほっとしました。この日は猛暑日となり、あちこちで30度を超えています。少し歩いただけで、真夏日の感触です。
休憩をしたあと、今日のメインとなっている、伊良湖岬灯台を目指しました。渥美半島の先端にたち、航海の安全を守り続けています。灯台からは、太平洋や伊勢湾、三河湾が一望でき、「日本の灯台50選」に選ばれています。昭和4年(1929)に建設された、波打ち際に建つ灯台です。波打ち際に建つ灯台は、全国的にも珍しいそうです。ターミナルから海岸線に沿って進みます。遊歩道としてきれいに整備され、両側には切り出された大きな石が、遊歩道を守っています。太平洋の美しい海を眺めながら、沖を行きかう船を見て、炎天下の中を歩きました。
灯台を見に来る観光客は少なく、すれ違った人はちらほらでした。灯台が好きで、灯台のファンの私達家族は、小さな白亜の灯台に魅せられ、写真をたくさん撮りました。灯台の山側の上には、海上保安庁の伊勢湾海上交通センターがあり、船に対していろんな情報を出しているそうです。
遊歩道を40分ほど歩いて、大駐車場や食堂、土産物店が並ぶ、終点エリアに到着しました。木陰も無い遊歩道です。炎天下を歩いて、グロッキーです。早速茶店でかき氷を食べました。太平洋を見ながら食べた、かき氷のおいしかったこと。思い出の1ページです。
休憩したあと、太平洋に面して、美しい砂浜が広がる「恋路ヶ浜」を散策しました。白砂の浜です。非常に細かい白砂を踏みしめながら歩きます。椰子の並木があって、椰子の実がころがっています。恋路ヶ浜のシンボルにもなっている「幸せの鐘」を鳴らしました。恋人の聖地にもなっている「幸せの鐘」です。そこから15分ほどで、もとのターミナルへ戻ります。
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