2024年6月21日金曜日

I love ろば

 

 最近読んだ本で、ろばの大ファンになりました。西出真一郎著「ろばのいる村」です。フランス各地を旅して、ろばを探して訪ね歩き、ろばと人々との暮らしが書かれています。

 今までろばに興味関心好奇心を持っていなかった私ですが、ろばが大好きになりました。ろばの本当の賢さは、あまり知られていなかったようですが、実は賢くて、従順で、優しくて、相手が子供であろうとも、大人であろうとも、見下すことは絶対しないそうです。かつては、運搬などの労働力として、ろばが飼われていましたが、今はほとんどがペットとして飼われているそうです。ろばの大ファンになった私は、ろばを飼いたいという夢を持ってしまいました。しかしそれは実現不可能です。

 ろばに会いたいと思っていたら、素晴らしい情報が飛び込んできました。京都市動物園に、ろばがいるとの情報です。嬉しくて舞い上がりました。早速出かけました。京都市動物園は、自宅から歩いて30分ほどのところにあります。

 ろばのいるところへ、急ぎました。一頭のかわいいろばがいました。狭い自分の庭を、ぐるぐる歩き回っています。名前はハルです。春生まれの男の子です。お歳は16歳です。4歳の時に京都市動物園に来たそうです。「ハルくん!」と呼んでみました。こちらを見てくれます。優しい目です。


   食事の時間となり、急に賑やかになりました。ハルくんの隣の庭には、ヤギが何頭もいます。飼育員さんが、ヤギの方から先にエサをやりました。ハルくんは、早く欲しいと鳴きます。かわいい声です。やっと自分のエサがきました。野菜を小さく切ったものです。しばらく食べると、飼育員さんは、バレーボールほどの大きさのボールにエサを入れて、遠くへ投げました。ハルくんは、ボールで遊びます。ボールには、小さな口があり、転がると、エサが少し出る仕掛けになっています。ボールを追いかけて、運動しながらエサを出すという工夫がされています。ハルくんは、ひとしきりエサを食べて落ち着きました。

 ハルくんは、園内散歩をすることがあるそうです。タイミングよく、その散歩の時に遭遇できたらと、思っています。ハルくんに会いたくなったら、いつでも行ける近さなので、本当にラッキーなことです。

 

2024年6月16日日曜日

久しぶりのお出かけ(伊勢湾フェリー(2))

  三重県鳥羽市から伊勢湾フェリーに乗り、60分で愛知県伊良湖に到着しました。フェリーを利用した車も人もわずかでした。驚きました。ターミナルにはたくさんの鉢植えのハイビスカスが並べられ、私達を迎えてくれます。南国へ来た印象です。

 伊良湖へ到着したのは、お昼前だったので、まず始めに昼食をということで、魚市場にある「いちば食堂」へ行きました。かわいい食堂で、ちょうどお昼ということで、満席でした。私たちはお刺身定食をいただきました。とれたばかりの魚です。ぷりぷり感があり新鮮そのものでした。感動しました。

 隣にある市場では、ちょうど「せり」が始まりました。私たちは、折角なので、せりを見学することにしました。魚の名前は、ほとんど知りませんが、たくさんの種類の魚がせりにかけられて、大きな元気な声がとびかっていました。

昼頃港へ入ってくる漁船から生かしたままの魚をセリにかけています

 昼食のあとターミナルに戻り、少し休憩をしました。ソフトクリーム、アイスコーヒー、アイスティーでほっとしました。この日は猛暑日となり、あちこちで30度を超えています。少し歩いただけで、真夏日の感触です。

 休憩をしたあと、今日のメインとなっている、伊良湖岬灯台を目指しました。渥美半島の先端にたち、航海の安全を守り続けています。灯台からは、太平洋や伊勢湾、三河湾が一望でき、「日本の灯台50選」に選ばれています。昭和4年(1929)に建設された、波打ち際に建つ灯台です。波打ち際に建つ灯台は、全国的にも珍しいそうです。ターミナルから海岸線に沿って進みます。遊歩道としてきれいに整備され、両側には切り出された大きな石が、遊歩道を守っています。太平洋の美しい海を眺めながら、沖を行きかう船を見て、炎天下の中を歩きました。

石貼りのきれいな遊歩道


灯台を見に来る観光客は少なく、すれ違った人はちらほらでした。灯台が好きで、灯台のファンの私達家族は、小さな白亜の灯台に魅せられ、写真をたくさん撮りました。灯台の山側の上には、海上保安庁の伊勢湾海上交通センターがあり、船に対していろんな情報を出しているそうです。

 遊歩道を40分ほど歩いて、大駐車場や食堂、土産物店が並ぶ、終点エリアに到着しました。木陰も無い遊歩道です。炎天下を歩いて、グロッキーです。早速茶店でかき氷を食べました。太平洋を見ながら食べた、かき氷のおいしかったこと。思い出の1ページです。

休憩したあと、太平洋に面して、美しい砂浜が広がる「恋路ヶ浜」を散策しました。白砂の浜です。非常に細かい白砂を踏みしめながら歩きます。椰子の並木があって、椰子の実がころがっています。恋路ヶ浜のシンボルにもなっている「幸せの鐘」を鳴らしました。恋人の聖地にもなっている「幸せの鐘」です。そこから15分ほどで、もとのターミナルへ戻ります。

ハマユウ

 ターミナルへ戻り少し休憩してから、お土産店をのぞきました。昼食のデザートに出たメロンが、甘くてとてもおいしかったので、メロンを買いました。夏ミカンジュースや、たこせんべい、お茶なども買いました。30分ほど経ってから、フェリーに乗り込みました。帰りのフェリーは、4時半発です。乗る人は私達3人です。オートバイが2台、車が6台、本当に少ない利用客です。往路と同じく、美しい太平洋、神島、菅島、答志島を見つめ、胸いっぱいに広がる感動で大満足です。まだまだ見どころいっぱいの伊良湖ですが、今回はこれでプチトリップを終えることにします。

 

2024年6月14日金曜日

久しぶりのお出かけ(伊勢湾フェリー(1))

  久しぶりに家族で出かけました。伊勢湾フェリーに乗るためです。三重県松阪の自宅から、南東へ40キロほど走り、三重県鳥羽市からフェリーに乗ります。鳥羽は真珠の御木本幸吉が、明治26年(1893)世界で初めて真珠の養殖に成功したことで有名です。子どもたちに人気のジュゴンがいる鳥羽水族館は、飼育種類数日本一約1200種とのことです。

海路30㎞、60分

 鳥羽10時40分発のフェリーに乗りました。目指すは渥美半島の伊良湖です。60分で到着します。左に答志島、右に菅島、神島を見て進みます。



神島の横を通ります

 神島のむこうは太平洋です。神島といえば、原作三島由紀夫、映画「潮騒」で有名になりました。

伊良湖岬が見えてきました

 平日のこの時間帯は、フェリーの乗客は少なく、車が12台ほどで私達と同様の乗客は7人ほどでした。定員は500人だそうですが、そんな人数が集まるとは想像できません。乗客のあまりの少なさに、驚きました。伊勢湾フェリーは、1964年に開業して、今年は60周年です。60分はすぐに過ぎて、伊良湖に到着しました。南国へ来たような印象を持ちました。